4月上旬の夜11時ごろ。都内の駅で電車から降りてきたのは夏木マリ(68)と夫でパーカッション奏者の斉藤ノヴ(70)夫妻だ。
’07年に交際2カ月で事実婚を選択。アーティスト夫妻として今も最前線で活躍中の2人。この日もルイ・ヴィトンのパーカにデニム姿の夏木は異彩を放っていた。
「3月末に彼女がインスタで公開した“コロナ防備姿”もインパクトが強く大きな反響を呼んでいました」(ネットメディア関係者)
《本日の姐さん!! 付けるものがだんだん増えるぞーーーー》
そう題され、添えられていた写真には、黒いマスクをつけた上から、さらに能面のように顔全体を覆う透明の半球状のフェースシールドが。夏木の顔全体を完全にガードしていた。
「頭の両サイドを刈り上げ、長い金髪は頭頂部で結いまとめた彼女の装着姿は独特な雰囲気を醸し出し、《すごい! 宇宙っぽいですね》《未知との遭遇みたい》など、興奮した若いファンからの書き込みが後を断ちませんでした」(前出・ネットメディア関係者)
本誌が目撃した夫妻の姿で印象的だったのは、2人の首からオレンジ色の筒状のアクセサリーのようなものが下げられていたことだ。それは高級ブランド製品ではなく、約1万4千円の首かけ型の空間除菌・脱臭機だった。
「品切れになっている店もあるほどの人気商品です。HPによれば“光触媒技術で空気中の悪臭成分や有害物質、ウィルスなどを分解し、キレイな空気へと浄化する”効能があるそうです。有名人だと、どこへ出かけても周りに人々が集まりますから、コロナ禍の“自衛ファッション”として身につけているのでしょう」(音楽関係者)
“生涯現役の絆”を胸に、粋な2人は仲よく並んで改札口へと歩いていった――。
「女性自身」2021年4月27日号 掲載