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8月24日、「痛みを伴うことを笑いの対象とするバラエティー」が放送倫理・番組向上機構(BPO)の青少年委員会で審議されると決定した。

 

BPOとは、’03年にNHKと民放連によって設置された第三者機関。BPOの発表によれば、《視聴者やBPOの中高生モニターから、出演者に痛みを伴う行為を仕掛け、それをみんなで笑うような、苦痛を笑いのネタにする各番組は、「不快に思う」、「いじめを助長する」などの意見が継続的に寄せられてきていること等を踏まえ、委員会で視聴者意見が寄せられた複数の番組を視聴した上で討論した》と記している。

 

また《個別の番組を対象とするものではない》とも説明しており、テレビ局の担当者との意見交換などを通じて1つのテーマとして審議すると、各メディアで報じられている。

 

ネット上では《もっと早くにBPOは動くべきだった。遅い! 良き方向に向かってくれ!》《個人的には「ついに!」って感じだ》と賛同する声もあれば、《議論の対象が抽象的過ぎるのでは》《今更?》と訝しがる声もあり賛否両論のようだ。

 

BPOの発表では「個別の番組を対象としない」とある。だが実際に“炎上”したバラエティ番組もあり、制作に大きく影響する可能性がありそうだ。

 

「最近の番組ですと、『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』(フジテレビ系)がしばしば視聴者の間で物議を醸しています。炎上した具体例を1つ挙げるとすれば、今年4月の放送回でお笑い芸人のおいでやす小田さん(43)がバケツ一杯の青い塗料を何度も浴びせられていました。ドッキリとはいえ辛そうでしたし、小田さんも『息ができなかった』と語っていました。ネット上でも『いじめにしか見えない』との意見が上がっていました。BPOの審議次第では今後、このような過激なドッキリや仕掛けはできなくなるかもしれません」(テレビ局関係者)

 

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出典元:

WEB女性自身

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