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「最初は地方の一勢力にすぎない北条氏の初期の撮影では、衣装はとても簡素でした。宮沢さんと小池さんも『これなら“素のよさ”が際立つよね〜』と笑顔で言い合って共演者やスタッフを和ませていました」(ドラマ関係者)

 

大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に出演中の北条政子役・小池栄子(41)と政子の継母・りく役の宮沢りえ(48)。義理の母娘を演じる2人だが、実は小池は以前からりえを尊敬しているそう。

 

「小池さんは『宮沢さんは“もっとダメ出ししてください”と自分から演出家に言えるすごい女優さん。その満足しない感じがカッコイイ』と話していました。私生活でも娘さんの育児をしっかりこなし、『公私とも凛とした私の憧れの女性』と目を輝かせていました」(前出・ドラマ関係者)

 

2人が親しくなったのは、’13年の舞台『今ひとたびの修羅』での共演だと舞台関係者は言う。

 

「当時、小池さんはグラビアやバラエティのタレントから女優業へとシフトしている時期。舞台で女優業のイロハを学んでいました。そんななか本番直前に舞台袖で『どうしよう、今日、私死んじゃうかも……』と緊張してガタガタ震えていたりえさんが、いざ舞台に出るや“命尽きるほどの熱量”で演技する姿に圧倒されたそうです。“女優の道は中途半端な気持ちでは到底進めない”と悟り、自らを戒めていたといいます」

 

以来、女優に開眼した小池はりえと親交を深め、食事の席にはりえの長女や小池の個人事務所の社長で夫の元プロレスラー・坂田亘氏(48)が同席することも。

 

「娘さんを肩車した宮沢さんを、坂田さんが肩車したときもありました。小池さんご夫妻は、りえさんの娘さんもかわいくて仕方ない様子でした」(前出・舞台関係者)

 

小池はかつてインタビューで、舞台の意義をこう語っていた。

 

《『舞台出身の役者は底力がある』と言いますが、実際に先輩方を見ているとそう感じます。(略)数がすべてを物語るわけではありませんが、お客様の反応を見ながら研磨してきた芝居は、説得力と魅力が倍増すると教えていただいたのです》(『THE21』’18年5月号)

 

約10年前から、舞台袖で見たド迫力のりえの背中を追い続ける小池。今作ではりえも小池にアドバイスを求める場面があったという。

 

「三谷幸喜さんの脚本なので、今回の大河にはユーモラスな場面も多い。“コメディは苦手”というりえさんは小池さんに『どう演じれば面白くなる?』と質問。小池さんは『りえさんは、そのままで十分面白いですよ!』と答えていました」(前出・ドラマ関係者)

 

小池&りえの息の合った母娘役は大河を大いに盛り上げそうだ。

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