■調理師資格を持つ永作博美は「パセリ卵丼」で免疫力アップ
【3】緊迫現場を癒した高畑の“孫同伴”ランチタイム
祥子が、舞の母で、過干渉がちな娘・めぐみ(永作博美)を“子離れ”させようと、五島の実家で舞と奮闘するシーンは、視聴者の涙を誘った。
「高畑さん自身も『台本を読んで祥子のセリフに何度も泣いた』とお話しされていました。
オンエアされた2mのばらもん凧をあげる場面では、いい風がなかなか吹かず何度も撮影が中断され、正直、現場がしんどい雰囲気になることもありました。ですが、高畑さんが撮影に協力していただいた地元の方々とも積極的に交流をとってくださり、和やかに撮影が進みました。高畑さんは現場でも本当に素敵な“ばあば”で、空き時間には舞の子役時代を演じた浅田芭路さんと一緒にお弁当やアイスクリームを食べたりして、アットホームな雰囲気づくりに気を配られていました」(制作関係者)
【4】永作は現場で「出張カフェ」オープン
福原の母親役を演じる永作は、現場では福原に栄養に関してアドバイスしているとか。
「永作さんは調理師の免許を持っており、空き時間の雑談ではコロナ禍のなか免疫力を上げる食材を薦めているそうです。永作さん自身は、ビタミンEやCが豊富で抗酸化作用の高いパセリがお気に入りで、多忙な日はご飯の上に目玉焼きをのせ、そこに大量のパセリをふりかけ、ナンプラーとかつお節をかける『パセリ卵丼』を食べていると聞きました」(テレビ誌ライター)
“癒し系”女優の永作は、収録現場でも、周囲を癒しているという。
「永作さんは大のコーヒー好き。旦那さんとカフェを開いているほどです。自ら厳選した豆をひいたものをポットに入れて現場に持ってきていると聞きました。仲のいいスタッフや共演者にお手製コーヒーを振る舞って『この豆は、和菓子と合うんですよ』と教えてくれたりするそうです」(前出・テレビ誌ライター)
【5】人力飛行機撮影シーンは、キャストも深夜2時集合
大学生になった舞は人力飛行機サークル「なにわバードマン」に入部。「スワン号」で女性パイロットの飛行距離世界記録更新を目指す。だが、先輩パイロット・由良冬子(吉谷彩子)がテスト飛行中にケガをしたため、舞が急きょ代役としてパイロットに挑むことになる。
「吉谷さんは、厳しいトレーニングを自らに課す冬子役を演じるにあたり、自腹で自転車を購入。ほかの仕事で移動する際も、できる限り車を使わず、自転車移動するようにしたそうです」(前出・制作関係者)
人力飛行機を実際に飛ばす撮影では、大学の飛行機サークルに協力を求めた。
「大阪公立大学の人力飛行機クラブ『堺・風車の会』が、『なにわバードマン』の部活風景の撮影指導を行いました。飛ばした飛行機も『堺・風車の会』で過去に使用したものなんです。実際に琵琶湖で人力飛行機を飛ばすシーンは、“朝なぎ”という無風の時間を利用するため、出演者もスタッフも深夜2時に集合。1時間以上“天候待ち”のある過酷な現場でしたが、『堺・風車の会』の方々も大勢、駆け付けてくださって、無事撮影することができました」(前出・制作関係者)
今作の人気もどこまで舞いあがるか、期待はさらに膨らむーー。