榊原郁恵 渡辺徹さんが父と同じ突然死…支え続けた「全霊看病31年」の無念
画像を見る 生前の渡辺さんとイベントで共演する榊原

 

■夜中でトイレで嘔吐する徹さんの背中をさすって…

 

ただ郁恵がいくら注意しても、徹さんは家庭外で暴飲暴食。そんな彼を郁恵の父と同じ病気が襲ったのは、’12年。

 

「徹さんは50歳でした。心筋梗塞と診断され、6時間も手術を受けました」(前出・スポーツ紙記者)

 

このとき、徹さんの異変に最初に気付いたのも郁恵。「顔色が悪いから病院に行ったら?」と言う妻に、徹さんは「自分の体は自分がいちばんわかってんだから」と言い返したそうだ。

 

「その後も、やはり体調が悪い日が続いたそうです。『夜中にトイレで嘔吐していたら、郁恵が何も言わずに背中をさすってくれた』と、徹さんはのちに話しています。当時控えていた舞台に徹さんが意地でも出演しようとしていたのを、郁恵さんが関係者に『降板させます』と伝えたこともあったそう。それを知り徹さんは『勝手なことをするな』と反発したといいます」(前出・芸能関係者)

 

そして、徹さんが病院を受診して心筋梗塞の診断を受けると、

 

「郁恵さんは『しっかり治しましょうね』と毅然と振る舞い彼を安心させたそう」(前出・芸能関係者)

 

以降も、翌’13年に膵炎で入院。’16年には慢性心不全。さらに昨年4月には大動脈弁狭窄症の手術を受けるなど病魔に襲われ続けた。今年初めには夫婦で新型コロナウイルスにも感染した。

 

ただ近年の徹さんには、心境の変化があったようだ。2年半前の本誌取材で、こう話している。

 

《結局、女房の言うとおりにするのが一番だと気づきました。昔は「もっと食べさせろ」「味が薄すぎる」なんて反抗したりしましたけど、家庭菜園まで始めてくれましたし》(’20年3月24・31日合併号)

 

今年の10月20日配信のインタビュー(Yahoo!ニュース Voice)では、徹さんは郁恵への懺悔を口にしていた。

 

妻が父を心筋梗塞で早くに亡くしたにもかかわらず、自分も心筋梗塞になってしまったことに触れ、

 

「どれだけかわいそうなことをしてしまったんだろうと今になって思います。すごく反省しました」

 

そして健康診断や検査にマメに行くようになったとも話している。

 

「妻を安心させたいと考えていたのでしょう」(前出・芸能関係者)

 

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