10月9日、’21年12月に死去した神田沙也加さん(享年35)と交際していた俳優の前山剛久(33)がYouTubeチャンネルとTikTokを開設。それぞれで、約2分の謝罪動画を投稿したのだが、その内容に波紋が広がっている。
「前山剛久です。この度、謝罪をしたいと思い、動画を撮っています」
「今回の騒動に関して謝罪させて下さい」と題した動画で冒頭、このように話し出した前山。黒のスーツ、紺色のネクタイを着用し、神妙な面持ちで「まずは先日の舞台の一件でご迷惑をおかけしてしまったこと、深くおわび申し上げます」と11月7日から予定されていた出演舞台「ある日の通り雨と共に」が上演中止になったことに関して謝罪した。
「そして、関係者各位、さまざまな皆様、そして応援してくださる皆さまに大きな迷惑をかけてしまったことを、深く、深くお詫び申し上げます」と深々とお辞儀。
前山は、沙也加さんの訃報直後に追悼コメントを出すとともに、交際していたことを発表。しかし「週刊文春」に、交際中に沙也加さんを罵倒していたことなどが報じられ、批判が殺到し、活動休止。そして’22年6月に芸能界を引退しており、11月の舞台は俳優復帰作となるはずだった。
しかし、8月下旬に公開された「週刊女性」のインタビュー記事のなかで、俳優復帰の意向を明かしただけでなく、沙也加さんへの罵倒疑惑を「事実」と認めた。さらに、そのなかで“墓参りがしたい”と記事を通じて沙也加さんの関係者に呼びかけてもおり、前山のファンからはエールが送られた一方、沙也加さんのファンを中心に反感を買うこととなり、復帰舞台を主催する団体のX公式アカウントには、厳しい反応が寄せられる事態に。
その余波なのか、出演予定だった共演者2人が9月13日に出演辞退を発表し、20日には舞台の上演見送りが発表された。
投稿した動画で、前山は「この一件も、過去の一件も全て自分の責任です。だからこそ全て諦めて、全て終わりにして、楽になってしまった方がよいのかなとも考えました」と苦しんだ胸の内を明かし、「けれども、生きて頑張りたいなとも思いました。どうせ生きるなら、自分の望むことをしようと思いました」と、改めて前向きに生きる意欲を表明した。
続けて、「こうしてYouTubeを撮っているのも、”お芝居を続けたい”という一心のもとです。これからYouTube並びにSNSでお芝居の動画を上げていけたらと思っております」と俳優を続けていく決意を宣言。「皆さま、改めまして本当に申し訳ありませんでした」と再び頭を下げ、「これから精一杯頑張っていきますので、よろしくお願いいたします」と締めくくった。
また、動画の説明欄には《私は、今の自分に何ができるのかを真剣に考え、今後も努力を重ね、少しでも皆様の信頼を取り戻すために全力で取り組んでまいります。まだまだ未熟で、至らない点が多い私ではありますが、どうか挽回の機会をいただければと思います》と、動画投稿の意図も説明されていた。
騒動を謝罪した上で、「どうせ生きるなら、自分の望むことをしよう」と決意表明をした前山。しかし、罵倒を事実と認め、沙也加さんはもうこの世にいないことから、この発言に不快感を頂いたファンも少なくなかったようだ。X上ではこんな声が。
《どうせ生きるなら、自分のやりたい事って、いったい、どの口が…》
《よくこんな事言えるよね まともな神経じゃない》
《責任を感じているから、どうしたら自分がやりたいことをやるに繋がるのか、理解不能》
《謝罪と名目してる動画中で「これからお芝居とかのyoutubeはじめます!よろしくな!」っいうの怖すぎる》
《どうせ生きるなら…その言葉がとても辛いです》