3月30日にスタートしたNHKの連続テレビ小説『風、薫る』。朝ドラでは約17年ぶりとなるダブルヒロインや、視聴率の推移に注目が集まるなか、ある登場人物の“意外なポイント”に違和感を覚える視聴者が相次いでいる。
同作は文明開化が急速に進む明治時代を舞台に、当時まだあまり知られていなかった看護の世界に飛び込んだ2人の女性を描く物語。主人公の一ノ瀬りんを見上愛(25)、大家直美を上坂樹里(20)が演じ、水野美紀(51)や原田泰造(56)、三浦貴大(40)ら脇を固める。
そのなかで注目を集めているのが、「鹿鳴館の華」と呼ばれた実在の貴婦人・大山捨松を演じる多部未華子(37)。若くしてアメリカ留学を経験し、英語と日本語を織り交ぜて話す役どころだ。
「多部さんの朝ドラ出演は、ヒロインを務めた2009年度前期の『つばさ』以来。捨松は時代を象徴する貴婦人であり、りんと直美の人生に大きな影響を及ぼす重要な人物です。帰国子女という設定もあり英語のセリフが多いのですが、多部さんは過去にオンライン英語学習サービスのCMで流暢な英会話を披露しており、キャスティングとしても適任でしょう」(芸能ライター)
ところが、その多部の“英語力”に対して、ネット上では引っかかりを覚える視聴者も少なくない。
《捨松は、アメリカに11年間留学し、ネイティブレベルの英語力の持ち主のはずなんだけど。何回聞いても、ジャパニーズイングリッシュにしか聞こえない。特に「r」の発音がなあ。》
《多部未華子の英語が正直ツラい。多部未華子は嫌いではないんだけど。》
《英語の発音が何か違和感。多部未華子さん好きなのに》
《多部未華子の英語はもうちょっとどうにかならないものか…笑 これで英語の方が得意と言われても厳しいものがある》
「多部さんは上坂さんと同じ講師から英語指導を受けていたそうです。上坂さんはヒロインということもあり、クランクイン前の昨夏から本格的に英語の稽古を重ねていました。その成果もあってか、英語のシーンではネイティブ級の発音や感情表現が高く評価されています。
一方で、多部さんは途中から稽古を始めたそうなので、単純に比較するのは難しい面もあります。加えて、多部さんの場合はキャラクター表現として、あえてクセのある発音に寄せている可能性も考えられます」(前出・芸能ライター)
実際、多部の発音をめぐっては否定的な声だけでなく、《「張りぼて」みたいな日本語は話せるのに「thank you」とか簡単な言葉だけ英語だからルー大柴になってる》《「外来語だけ英語発音な帰国子女」を多部未華子が真面目に全力でやると、どうしても笑っちゃう》といった好意的な反応も寄せられている。
意図的なキャラクター表現の可能性も含め、評価は分かれている。ただ、その独特な話しぶりが視聴者の印象に強く残っているのは確かだ。これだけ大きな反響を呼んでいること自体が、多部の存在感の大きさを物語っている。
