image

1月17日、河合美智子(48)が脳出血のため入院していたことを明かした。異変を感じたのは、昨年8月。映画の稽古中に足が動かなくなり、病院へ直行。手術は必要なかったものの右半身がまひ状態になり、集中治療は1カ月半に及んだ。その後も専門病院でリハビリを続けて復帰した彼女だが、半年が経った今も足を引きずるなど後遺症は残っていた。

 

こうした脳出血やくも膜下出血、脳梗塞など、いわゆる脳卒中に襲われる女性は少なくない。KEIKO(39)は11年10月にくも膜下出血で倒れ、今もリハビリを続けている。テレビ東京の大橋未歩アナ(34)も13年1月に脳梗塞を発症し休業。15年5月には『小悪魔ageha』モデルだった諏訪美緒さんがくも膜下出血のため、21歳の若さで亡くなっている。

 

脳卒中は50~70代での発症が圧倒的に多く、45歳以下でなった場合は“若年性”と呼ばれる。だが実は40代女性にとって警戒すべき事実があるという。

 

「若年性の脳卒中は増加傾向にあるのです。主な原因の一つが高血圧。“生活習慣病”ともいわれるように、過度の飲酒や喫煙などの不摂生によりリスクは増大します」(医療関係者)

 

また近年では、生活環境の変化でも脳卒中リスクが急上昇するとわかってきた。

 

「意外かもしれませんが、離婚などの際はリスクが上がるのです。たとえば夫と離婚したり死別したりした女性の発症リスクは、そうでない女性の1.35倍であることがわかっています。ストレスレベルの上昇が要因と言われており、離婚して子どもと同居している女性だと1.45倍というデータも出ています」(前出・医療関係者)

 

さらに女性にとって見逃せないのが、妊娠や更年期障害による影響だ。

 

「35歳未満の比較的若い女性の場合は、妊娠によってリスクが増加するという研究もあります。また更年期障害のホルモン補充療法の副作用として、脳卒中のリスクが上がるとも言われます」(前出・医療関係者)

 

パークサイド脳神経外科クリニック・近藤新院長はこう語る。

 

「冬は血管の負担も大きく、部屋の移動で室温が急に変化してヒートショックを起こす方も多い。そして脳卒中になると、たとえ死を免れても後遺症が残る可能性が高くなってしまう。だからこそ、日ごろからの注意が必要です」

関連カテゴリー: