青春時代に胸躍ったアイドルは誰でしたか? いまも全国のステージで活躍を続けるスターの近況を直撃取材。懐かしくなったらコンサート会場へGO!
TASTE4は、元・フォーリーブスの江木俊夫(66)、あいざき進也(62)、元・フィンガー5の晃(57)、狩人の高道(58)の4人で、’10年「S4」としてユニットを結成し、今年「TASTE4」に改名。定期的にコンサート、ディナーショーを行っている。
江木「フォーリーブスって、マネージャーの方針で、楽屋がほかのアイドルと離されていて寂しかったんだよね。当時は話す機会もそんなになかったけど、年も近いし、今はこの4人がいちばん安心する仲間だね」
高道「でも若いころでは、こうはなれなかったと思うんですよ! いろいろ経験して年をとったいまだから、こんないい関係になれたと思います」
晃「俺はTASTE4でもいちばん下だから好き勝手やってます。みんな優しくフォローしてくれるからラッキーです!」
あいざき「僕は去年、親父やおふくろ同然の人が相次いで亡くなって。心の病いを抱え、薬を飲みながらの活動なんですが、頑張れるのも、みんなのおかげ。江木さんはじめメンバーが『大丈夫、俺が助けるから!』って言ってカバーしてくれて」
江木「フォーリーブス時代もそうだったけど、一人じゃつらいことも4人いればなんとかなるんだよね」
高道「狩人みたいに兄弟でやっていると本音でぶつかりすぎることがあるから、他人同士もいいですよね。江木さんとユニットを組めたのは本当に光栄で。兄は焼きもち焼いていると思いますよ。フォーリーブスは子どものころからのスターですから」
江木「そう言ってもらえるとうれしいね。フォーリーブス以降も素晴らしいアイドルを作って不滅のジャニーズを維持してくれた事務所に感謝しています。『ブルドッグ』も歌い継がれていてうれしい。もう一回入りたいとは思わないけど(笑)」
あいざき「僕も江木さんと一緒に『ブルドッグ』を踊れるなんて夢にも思わなかった。激しいんですよ、ジャニーズの踊りは。メドレーとかやるとハアハアしちゃう」
晃「即興が多くて、その日に振付したものをその日に披露したりするし」
江木「それはジャニーズ事務所のおきて。よりよきものを作るためにコロコロ変える。今もその体質が抜けないね」
高道「僕は若いころ、動かない歌ばかりで踊っている人がうらやましかったから、いま踊れるのが楽しくてしょうがない。もっと踊りたいですもん」
晃「高道さんは芸達者で。中年のお姉さまにモテモテなんです。マダムキラーとも言われてるけど(笑)」
あいざき「江木さんも66歳なのに体力ありすぎ、若すぎですよね」
江木「心意気だと思う。ある意味でナルシストというか若々しくいようという自分がいるのかな。60歳過ぎても楽屋で鏡を見る時間が多いしね」
晃「俺は昔からの先輩方と楽屋で一緒になると、『ずいぶん大きくなったな』って言われる。俺のことをまだ小学生扱いしているからね(笑)。もう上の孫が中学2年生なのに……」
あいざき「みんな当時の感覚に戻るんですよね、コンサートのお客さんもそう。中高生まで僕たちを追いかけてくれた人がアイドルファンを卒業して、結婚して子育てを終えて、そしてまた青春に戻ってきてくれる。お互い少年少女みたいに若返って元気になって、明日からも頑張れる!」
江木「青春広場だよね。奥さま方、ぜひいらして発散してください」
来年1月12日に東京・GINZA Lounge ZEROにて「New Year Live」、4月20日に東京・表参道GROUNDにて「spring Live」開催予定。