こぼんの娘・いづみさんと夫の浅野勝盛さん。夫婦ともに音楽活動をしている 画像を見る

10月6日に放送された『水曜日のダウンタウン』(TBS系)で、およそ6年にわたる確執を克服し、和解に至った大御所漫才師、おぼん・こぼん。

 

芸歴56年の高校の同級生コンビの不仲を世に知らしめたきっかけが、’19年2月放送の『水曜日のダウンタウン』。お笑いコンビ・ナイツがプレゼンターになり、おぼんが仕掛人になって、こぼんに“解散ドッキリ”を仕掛けたことだった。

 

すでに関係が冷え切っていた2人は口論に発展し、本当に解散寸前に。慌ててドッキリだと明かしにきたナイツに対し、激高したこぼんはおしぼりを投げつけたのだ。

 

おぼんの娘の井上千尋さんと、こぼんの娘の泉水いづみさんはこう振り返る。

 

井上千尋(以下・千尋):「え!?」って。いつも「ちーちゃん」とかわいがってくれて、怒らないこぼんちゃんの鬼の形相を見たときは怖かった。仲がいい2人しか知らないから「見たくなかった」というのが本心ですね。

 

泉水いづみ(以下・いづみ):父はめったに怒ったりする人ではないんです。でも、あのシーンのために、そういうイメージがついちゃったのはかわいそうではありましたね。

 

和解には至った2人だが、昔のような付き合いにすぐに戻れるわけではない。しかし、変化の兆しが。マネージャーの谷川金市さんも交えて、最近の2人の様子を教えてくれた。

 

千尋:父は最近なんか楽しそうなんです。本当にうれしかったんだと思います。

 

いづみ:うちも家に帰ってくるときに以前よりすごく明るく陽気になりました。

 

谷川金市(以下、谷川):2人は同じ楽屋でも、ケンカしてたときは、入ってきても挨拶もしなかったんです。でも最近、おぼんさんからこぼんさんに挨拶するように。声は出さないんですが、入るときに片手を軽く上げて。それを見て僕は「これでうまくいってくれそうだな」と思いました。

 

千尋:何それ! もう涙が出る。

 

谷川:こぼんさんから「新しいそろいの衣装を買おうよ」って話も出て、おぼんさんに聞いたら、「任せるよ」って。今度、新しい衣装を、私とこぼんさんで見に行くんですよ。

 

千尋:よかった〜。これからは同級生に戻って、友達でいてほしい。

 

いづみ:それで本人たちが楽しい漫才をやってもらいたいですね。

 

(取材・文:インタビューマン山下)

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