武田久美子にカミソリ入りの封筒が殺到…人気絶頂のマッチと共演の怖すぎる代償
画像を見る よく似ているといわれた薬師丸ひろ子

 

■人生を変えた1本の電話

 

その憧れが、より現実味を帯びたのは中1のとき。近所に東大生が住んでいたことから、学園祭である駒場祭のイベント「第2回東大生が選ぶアイドルコンテスト’81」に出場。1,000人を超える参加者のなかから優勝に輝いたのだ。

 

ちょうどその時期、出会った映画が『セーラー服と機関銃』だ。

 

「電車に乗っていると、『薬師丸ひろ子さんですか?』と間違えられることが増えて。それも『似てますね』とか『よく間違えられませんか?』とかいうレベルじゃなく、『すみません。握手してください』って、完全にご本人だと思われていたんです(笑)。それで“いったいどんな女優さんなんだろう?”って興味が湧き、映画を見に行きました。薬師丸さんが機関銃を撃ちまくって『カイ……カン』とつぶやくシーンには、くぎ付けになりましたね。“カッコいいなあ。私も大きなスクリーンで、こんなふうに演じてみたいなあ”って」

 

夢が具体的になったとき、大きなチャンスが訪れた。

 

「日本中の女のコたちが顔を合わせれば『マッチ、トシちゃん、ヨッちゃんの誰が好き?』って聞くような時代。その“たのきんトリオ”が出演する映画『ハイティーン・ブギ』(’82年)で、ヒロインを演じることになったんです」

 

そもそもオーディションを受けてから2カ月も連絡がなかったものだから、合格するとは思っていなかったという。

 

「普通に学校に通っていたら、所属事務所のスタッフがある日、学校に電話してきたんです。職員室で電話に出てみると、『決まったぞ! これから記者会見があるから、1時間以内に迎えに行く』と」

 

わけがわからぬまま東宝の撮影所に着くと、すでにスタイリストもヘアメークもスタンバイしていた。記者会見場ではカメラのフラッシュがやまず、何十台ものテレビカメラが武田さんに向けられた。

 

「あの1本の電話から、私の人生はガラリと変わりました。学校にはほとんど行けなくなったし、何十年もの間、電車に乗らないような生活が始まったのです」

 

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