くわばたりえ 別れた彼氏のTシャツをビニール袋に保管してニオイを嗅いだ
画像を見る 彼氏を追いかけて東京で一人暮らし時代のくわばたさん

 

■別れた彼氏のTシャツをビニール袋に保管

 

一方、NSCでは彼女自身も、忘れられない恋愛を経験した。

 

「飛石連休というコンビの藤井(ペイジ)くんと付き合っていたのですが、彼が活動の場を大阪から東京に移すことになって離れ離れに。それがつらくて、私も後を追いかけて上京しました」

 

彼がどうやら高円寺に住んでいるらしいという情報を芸人仲間から入手した。

 

「でも高円寺に引っ越すと“追いかけてきた感”が強すぎるから、隣の駅の中野でアパートを探しました。藤井くんに会いたくて、高円寺駅付近をウロウロすることも」

 

だが、そのときアルバイトしていた居酒屋で、たまたま現在の夫に出会った。

 

「藤井くんのことは忘れて、今の旦那と付き合うことに(笑)」

 

ホリプロのオーディションに受かり、相方の小原と出会ったのもそのころ。二人の距離が縮まったのは、くわばたが半同棲していた今の夫と、一度別れてしまったとき。

 

「孤独な東京生活で、悩みを打ち明けられる知り合いは小原さんだけ。無難に『大丈夫?』って慰めてくれると思ったら『そのふった男、ボコボコにしたるさかい、電話番号教えろや!』って(笑)。“わあ、こんなキレんのや”って笑えてきて、それから仲よくなって、コンビを組んだんです」

 

とはいえ、すぐには失恋から立ち直れず、恋人の残したTシャツのニオイを嗅いだこともあった。

 

「放置するとどんどんニオイが落ちていくから、最後はチャック付きのビニール袋に入れて保存していました」

 

そこで彼女がハッとした表情にーー。

 

「彼氏を追いかけて大阪から東京に引っ越したり、隣町に住んだり、Tシャツのニオイを嗅いだり……。やっていることが、ほぼ冬彦さんと一緒じゃないですか! 誰の心にもそうした“冬彦さん気質”が隠されているのかもしれません。私の場合、あのドラマによって目覚めたのかも(笑)」

 

だからこそ、大切な相方や夫と出会うことができたのだ。

 

【PROFILE】

くわばたりえ

’76年、大阪府生まれ。高校卒業後、NSC大阪校に13期生として入学する。上京後の’00年に小原正子とクワバタオハラを結成する。’09年に会社員の男性と結婚、3人の子育てに奔走する毎日をつづったブログも人気に。10月より連続テレビ小説『舞いあがれ!』(NHK)に出演

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