小さいときから、いつも音楽がそばにある生活を送っていたという小沢真珠 画像を見る

住んでいた場所は違っても、年齢が近ければ「そうそう! わかる」って盛り上がれるのが、青春時代、心に沁みた音楽の話。各界で活躍する同世代の女性と一緒に、“あのころ”を振り返ってみましょうーー。

 

「私にとっての’90年代は、元気でポジティブな時代。“何かいいことがある”と思えたから、新たな挑戦ができたんだと思います。いまは8歳と6歳の子どもがいて、目の前の子育てに追われていますが、テレビなどで、当時よく聴いていたZARDの曲が流れていたりすると、若くて元気だったころを思い出します。するとちょっと目線が上になり、視野が広がったりするんです」

 

こう語るのは、女優の小沢真珠さん(46)。小さいときから、いつも音楽がそばにある生活を送っていたという。

 

「新聞記者だった父の趣味は音楽で、家には大きなオーディオセットと、たくさんのクラシックのレコードがありました。カラオケがはやり始めたときは、いち早くマイクを買ってきて、自慢のオーディオセットにつないで、休日は家族みんなで歌ったり……。歌謡曲も大好きだった父の影響もあり、’80年代は小泉今日子さんや中森明菜さんの曲を聴いたり歌ったりしていました」

 

テストでいい点数が取れると、近所のレコード店で好きなシングルを買ってもらえた。

 

「いちばん最初に買ってもらったのは、C-C-Bの『空想Kiss』(’85年)。電子ドラムやシンセサイザーを使っていて、すごく未来的なバンドだと思っていました。全般的に、レコードはB面の曲が好きで、隠れた名曲を探すのも楽しみでした」

 

『ザ・ベストテン』(’78~’89年、TBS系)や『ザ・トップテン』(’81~’86年、日本テレビ系)を欠かさず見ていた一方、ドラマも大好きだった。

 

後藤久美子さんの美少女ぶりに、すっかり魅せられていました。中山美穂さんと共演した『ママはアイドル!』(’87年、TBS系)、沢口靖子さんと共演した『痛快!ロックンロール通り』(’88年、TBS系)は毎週の楽しみ。後藤久美子さんが主演を務めた映画『ガラスの中の少女』(’88年)は劇場まで足を運びました。それで大ファンになったのが、共演していた吉田栄作さんです」

 

同時期、たまたま見かけたアイドル雑誌で、《注目の新人》として紹介されている吉田栄作の小さな記事を見つけた。

 

「なんといってもそのビジュアルにひと目ぼれ。それから瞬く間に大スターになりましたが、勝手に“新人時代から注目していた”と、自分が発掘した気でいました」

 

吉田の代表作ともいえる『もう誰も愛さない』(’91年、フジテレビ系)は、とくに思い出に残る作品だったという。

 

「吉田さんが演じる、謎が多い銀行支店長の運転手を中心に、田中美奈子さんや山口智子さんが加わり、愛憎や復讐劇が繰り広げられるラブサスペンス。ジェットコースタードラマと言われるほど、毎週、展開についていくのが大変。私にとってのドラマは、おしゃれな恋愛を描いた作品よりも、ドロドロした人間模様が描かれた作品。のちに昼ドラ『牡丹と薔薇』(’04年、フジテレビ系)を演じきることができたのは、その影響があったからなのかもしれません」

 

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