「顔面に麻痺の症状が」寺島しのぶ 帯状疱疹ウイルスで52歳の初入院を告白…“口出しする母”考え直すきっかけに
画像を見る 本誌のインタビューに答える寺島しのぶ(撮影:加治屋誠)

 

■ラムゼイハント症候群で“初めての入院”を

 

「息子も大切な時期ですし、私の性格もあると思うのですが、体が動く限り頑張ってしまうのです。食事をすればエネルギーになるのはわかっているのにきちんと食べない。睡眠をとれば頭がクリアになるのに、しっかり寝ない。そしていつも心配ばかりしていて……。体にいいことはいっさいしていませんでした。

 

昨年12月ごろは自分でも『エネルギーが足りていないな、これはマズイな』と感じていました。そして明けて1月になったら、急にものがのみ込めなくなったのです。水どころか唾ものみ込めず……。帯状疱疹のウイルスが耳から体内に入り込んで、喉が炎症をおこしていたのです」

 

近所のかかりつけ医に診察してもらったところ、すぐに治療設備の整った大病院への入院をすすめられたという。

 

「ラムゼイハント症候群と言われました。40代後半でも、コロナウイルスに感染して1カ月も体調を崩したことがありましたが、病気で入院したのは初めてのことでした。

 

1週間ほど、帯状疱疹を治すための抗ウイルス薬を点滴し、喉の殺菌を続けたのです。 眞秀は公演中だったため、感染を避けるためにお見舞いは控えてもらいました。夫(※フランス人のクリエイティブディレクターであるローラン・グナシア氏)が、いろいろお料理を作ってきてくれたのですが、うまく飲み込めない状況でした。

 

入院についてはインスタグラムで発表するわけにもいかず、なかなか連絡がとれずに心配をおかけした方もいると思いますので、この場を借りてご報告いたします。

 

職業病なのか、入院中はひたすら人間観察をしていました。毎日違うお医者さんや看護師さん、清掃のおじさん、皆さんさまざまでした。感謝しています」

 

ようやく退院できた寺島だったが、3日後に異変が……。

 

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