「顔面に麻痺の症状が」寺島しのぶ 帯状疱疹ウイルスで52歳の初入院を告白…“口出しする母”考え直すきっかけに
画像を見る 本誌のインタビューに答える寺島しのぶ(撮影:加治屋誠)

 

■闘病で見直した“息子との距離感”

 

「ウイルスがまだ潜伏していたようです。顔面に麻痺の症状が現れ、右耳も聞こえづらくなってしまったのです。

 

これまでも“50歳を過ぎたら帯状疱疹に気をつけましょう”というスローガンは耳にしていました。でも自分とは無縁のことだと思っていたのです。『女性自身』の読者にも私と同年代の方がいらっしゃると思いますが、ぜひ気をつけていただきたいです。私は薬のおかげで、いまはかなり改善してきたのですが、1月31日の『リンス・リピート』のポスター撮影の際には、かなり緊張しました。これで大丈夫なのかと……。

 

また今回の件では、家族のありがたさをあらためて感じました。心配性の私に対して、夫も眞秀も楽観的なのです。

 

顔に麻痺の症状があったとき、眞秀は「あっ、ちょっと(表情が)曲がってきたかな。でもすぐに治るっしょ」と。夫も同じで、「そのうち治るでしょ」と。2人が過度に心配しないことで救われました」

 

入院は、自分の生き方や息子との距離感を見直す機会にもなったという。

 

「今年から頑張りすぎをやめて、もっと自分を大事にしようと悔い改めました。免疫力を高めたり、腸活を始めたりしています。

 

眞秀も今回の入院以降、手伝ってくれるようになり、私を怒らせるようなことが減っています(笑)。彼も12歳、4月からは中学生です。稽古や舞台にも一人で行くとか、役者としての自覚を持ってもらうつもりです。

 

“育児卒業”とまでは言いませんが、いままでの“口出しする母”から“見守る母”になろうと考えています。彼を信じて挑戦を見守っていきたいです。

 

病気になったのは大変でしたが、いろいろ気づかされたことも多いです。そういう意味では、神様からの忠告だったのかもしれません」

 

生き方を見直したという寺島。3月中旬から稽古が始まるという『リンス・リピート』でも、新しい彼女を見せてくれるに違いない。

 

【INFORMATION】

舞台『リンス・リピート ―そして、再び繰り返す―』

2025年4月17日(木)から5月6日(火・祝)まで紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAにて上演。2月19日(水)よりホリプロステージにてチケット一般発売開始。公式HPは「ホリプロステージ リンスリピート」で検索を

 

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