『沈黙 -サイレンス-』で井上政重を演じたイッセー尾形(写真:Everett Collection/アフロ)

アカデミー賞を主宰する映画芸術科学アカデミー(The Academy of Motion Picture Arts and Sciences、以下AMPAS)は25日、928人の会員候補にインビテーションを送ったことを発表した。会員にはアカデミー賞の作品を選出する投票権が与えられる。日本人では、新たに俳優支部にイッセー尾形が、監督支部に新海誠が加わった。

 

世界的に業界を問わずダイバーシティ(多様性)の重要性が叫ばれる昨今、AMPASは会員の比率が白人男性に偏っているという指摘を受けていた。これを受け、今年は59カ国から928人を招待したが、うち女性は49%、有色人種は16%に上っている。

 

俳優、キャスティング・ディレクター、衣装デザイナーなど9つの支部に関しては、男性よりも女性が多く招待されている。また、最年少は『ハッシュパピー 〜バスタブ島の少女〜』で主演したクヮヴェンジャネ・ウォレスで14歳、最高齢はソ連出身の作曲家ソフィア・グバイドゥーリナで86歳と、年齢層にも幅を持たせた。

 

俳優では、ブレイク・ライヴリー、クロエ・グレース・モレッツ、『マイ・ガール』のアンナ・クラムスキー、『ゲーム・オブ・スローンズ』のエミリア・クラークらが入会。また、台湾で活躍する金城武や台湾人俳優のチン・ハン、韓国系アメリカ人のケン・チョンの名も見える。

 

音楽支部ではケンドリック・ラマー、脚本家支部には『ハリー・ポッター』シリーズのJ.K.ローリングなど、映画業界以外でも目覚ましい功績を残した人物がリストに名を連ねている。

 

イッセー尾形は『沈黙 -サイレンス-』『ヤンヤン 夏の想い出』、金城武は『レッドクリフ』『LOVERS』での演技が認められた形だ。