《いつも自然体で、和やかな家庭を築いていきたいと思います》
眞子さまが、小室圭さんのとなりでそう誓った婚約内定会見から4年。ようやく年内にも結婚される見通しとなったことが明らかになった。
だが、婚約や結婚に関する儀式はいっさい行われない方向で、眞子さまは皇籍離脱に伴って受け取られるはずだった一時金も辞退される意向だという。そして、眞子さまは結婚後、小室さんと一緒にニューヨークで新婚生活をスタートされるとみられている。
驚くべきは、すべての儀式が行われない見通しということだ。たしかに秋篠宮さまは’18年11月の時点で、多くの人が結婚に納得し喜んでくれる状況にならなければ《いわゆる婚約に当たる納采の儀というのを行うことはできません》と明言していた。
だが、納采の儀だけでなく、天皇皇后両陛下に挨拶する「朝見の儀」なども行われないことになる。
名古屋大学大学院准教授で象徴天皇制を研究する河西秀哉さんは次のように分析する。
「これまで国民に歓迎されてきた皇族の結婚が、祝福を受けられなくなったということで、象徴天皇制の根幹を揺るがす出来事になったといえます。儀式をいっさい行わないというのは、秋篠宮さまが家として、そして皇室として結婚を認めていないと示すためだと思います。それによって、皇室全体に批判が及ばないようにしたともいえます。ただ、このような“ケンカ別れ”の結末は、秋篠宮家が見せてきたあたたかで理想的な家庭というイメージが、虚構であったと印象づけることになるでしょう」
皇室を離れるに際して両陛下へご挨拶の儀式すらなし……。もはや眞子さまは皇室から“追放”されるかのようだ。
だが宮内庁関係者は、眞子さまにとっては“計画通り”の結果だと語る。
「眞子さまは早く皇室の外に出たいという思いを、ずっと前から胸に秘めていらっしゃったのです。この結婚によって皇室との関係が絶たれてしまったとしても、後悔はないのではないでしょうか」