急浮上した愛子さまの“婿候補兄弟”男系論者は絶賛も父親と天皇陛下の関係に不安要素
画像を見る 戦争中の賀陽宮一家の写真(写真:共同通信)

 

■男系論者たちが注目する“愛子さまの夫”という立場

 

さらに気になるのは、愛子さまのお婿さん候補たちのこと。賀陽氏には2人の息子がおり、26歳と24歳。愛子さまより“少し年上”といった世代だ。この兄弟に会ったことがある天皇陛下の知人によれば、

 

「2人が高校生ごろでした。すでに身長は180センチほどあり、小顔でスラリとしていました。誰似と聞かれても困りますが、2人ともイケメンなのは間違いありませんし、挨拶もしっかりしているのが印象的でした。

 

お兄さんは早稲田大学政治経済学部、弟さんは早稲田大学理工学部に進学したと聞いています。愛子さまも高身長ですが、兄弟のどちらが、おそばに並んでもお似合いだと思います」

 

また、ある学習院関係者もこう語る。

 

「好青年だそうですし、大学入学前は学習院に通っていたこともあり、“賀陽さんの息子さんが愛子さまと結婚すればいいのではないか”という声を、最近よく聞くようになりました」

 

愛子さまが昨年12月に成年皇族になられてから、注目度が急上昇しているという賀陽家の兄弟。実は、すでに数年ほど前から、2人を愛子さまのご結婚相手として推す声があったのだという。

 

「自民党政権を支持している保守派の政治団体『日本会議』は、かなり以前から賀陽家にも注目しており、“愛子さまと旧宮家である賀陽家の男子が結婚してくれれば”という声も漏れ聞こえていました」(皇室ジャーナリスト)

 

自民党のおもだった議員が名を連ねる日本会議国会議員懇談会は、男系による皇位継承維持を提唱してきた。それにしても、なぜ彼らは、愛子さまと旧宮家の男系男子との結婚を望んでいるのか? 前出の皇室ジャーナリストは、次のように語る。

 

「旧宮家が皇籍離脱してからすでに75年。国民にとってはなじみがうすく、現在では皇室と生活環境もかけ離れています。そうしたギャップを解消するために、“愛子さまと旧宮家男子が結婚するのがもっともよいのではないか”と、一部の男系論者たちは主張しているのです。

 

愛子さまの“夫”であれば、国民からの祝福を受けることができるでしょうし、その間に生まれたお子さんは、今上陛下の孫であり、男系男子ということになります」

 

男系論者たちのこうした主張に、静岡福祉大学名誉教授の小田部雄次さんは反対意見を唱える。

 

「男系論者の一部が、愛子さまと旧宮家男系男子との結婚を、皇位継承問題の解決策として主張している以上、もし結婚が実現したとしても、“政治的圧力で進められた婚姻”という印象が残り、国民の皇室への敬愛を損ねる可能性もあります。

 

また男系を維持するために、愛子さまの人生を犠牲にするようなことは、国民の1人として絶対に避けるべきと考えています」

 

愛子さまの初めての記者会見は3月に行われる予定だが、これまで愛子さまは恋愛観や結婚観について語られたことはない。

 

では天皇陛下や雅子さまは、賀陽家の子息たちを推す声についてどうお考えなのだろうか。高学歴、すぐれた容姿、旧宮家出身、信頼していた友人の息子……、条件としてはこれ以上は望めないようにも思えるのだが――。

 

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