8月21日、那須御用邸でご静養するため、天皇ご一家は栃木県を訪れられた。宮内庁関係者はこう語る。
「天皇ご一家が那須御用邸で静養されるのは、’19年8月以来4年ぶりです。今年も那須塩原駅までは新幹線で移動されましたが、駅頭での地元の人々との語らいは、ご一家にとって貴重な国民との交流の機会なのです。また、ご静養期間中に、ご一家のお世話をしている職員たちも交代で休暇をとることになっています」
御用邸とは天皇陛下や皇族方の別荘のことだが、特に那須御用邸に関しては、地元の人々が心配するほど老朽化が進んでいる。
「本邸は築97年、天皇ご一家がお泊まりになっている附属邸も築88年となります。’19年には、“皇族方の安全確保の面から早急な建て替えが必要”と、地元のグループが署名活動を進めていることが報じられています。
しかし建物こそ古くなっていますが、緑あふれる那須の地でのひとときは、天皇ご一家にとって何よりの癒しになるでしょう。また愛子さまは、“幼なじみ”のAくんと再会できることを楽しみにされていると思います」(前出・宮内庁関係者)
“Aくん”は愛子さまの学習院幼稚園・初等科時代の同級生。愛子さまが那須で過ごされるときには、頻繁にAくん一家も那須にやってきて、テーマパーク巡りや登山などをいっしょに楽しんできた。
夏休みによくこの地を訪れていた雅子さまファンの女性は次のように語っていた。
「愛子さまが小学生でいらしたころから那須で合流するお友達は、ずっと同じメンバーでした。そのなかに愛子さまのお気に入りの眼鏡をかけている男の子がいたのですが、『ドラえもん』の“のび太”に似た優しい顔立ちでした」
また学習院関係者によれば、
「Aくんは、ある大企業の創業一族に連なる家庭のお子さんです。Aくんのお母さまは、雅子さまとは“ママ友”同士。とても親密で、お子さんたちが中等科と女子中等科に分かれて進学した後も、家族ぐるみの交流が続いているのです」
本誌は愛子さまと“御曹司”Aくんの仲むつまじい様子を幾度かキャッチしてきた。’10年8月、愛子さまは当時小学3年生。天皇皇后両陛下と愛子さまは那須の茶臼岳に登られたが、その登山にAくんと姉、そして母親も同行していたのだ。
当時の事情を知る皇室担当記者は、
「Aくんは愛子さまのすぐ後ろについて、愛子さまがよろけるとすぐに支えてあげていました。無事に登頂した後、いっしょに下山する際には、登山口から駐車場に向かう道で、愛子さまはしっかりとAくんの手を握られていたのです。
愛子さまが男子児童の“乱暴”のために、ご登校に不安を感じられていることを宮内庁が発表したのは、この半年前の’10年3月のことです。当時、愛子さまは初等科での学校生活に強い緊張感を覚えていらしたのです。それだけにAくんにお見せになる屈託のない笑顔が印象的でした」