■林官房長官の事務所の回答は…
また静岡福祉大学名誉教授の小田部雄次さんは、
「旧宮家の皇籍復帰が認められれば、一般国民のなかにも、“皇族になれる人間”と“皇族になれない人間”という身分差が生まれることになります。
賀陽健氏がそうだというわけではありませんが、旧宮家の縁戚であることで特権意識を持つ人たちが現れる可能性は排除できません。
旧宮家の皇籍復帰を推し進める自民党の政治家たちは、その特権意識を持つ人たちが政治活動を行って、自分たちに反対する主張を唱えたとき、どのように反論するつもりなのでしょうか」
前述の『週刊文春』の記事には、フェイスブックに投稿されたという賀陽健氏と林官房長官の写真も掲載されていた。本誌が林官房長官の事務所に質問状を送ると、こんな回答が。
《週刊文春記事に掲載されている写真の方は、背景からすると宏池政策研究会の政治資金パーティーの際、幹部が入り口付近で立礼しているところに来られた来場者のお一人で、写真撮影を請われたのではないかと思いますが、全く面識のない方です。
一度アポイントなしで、突然議員会館事務所に顔を出されたことがあり、その際は秘書が適宜対応し、すぐにお帰りになっています》
本誌インタビューの最後に「私は可能性のある男なんです。イエス様のように、私はいつでも十字架にかかる覚悟で生きていますからね」、そう語っていた健氏。その可能性と覚悟は、皇室の未来にどのような影響を及ぼすのだろうか。
画像ページ >【写真あり】旧宮家の宗教家・健氏のフェイスブック(他19枚)
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