■家族のあり方なども強引に決められて…
衆院本会議に先立って開催された衆院議院運営委員会では、政府側は、女性皇族と結婚した配偶者とその子について「共に家族として御用地に居住することは可能」という見解を示した。しかし政府は配偶者とその子については「皇宮警察による護衛の対象とはならない」との考えも示している。
ただ、“その時々に応じて必要な措置を講じる”という見解も示し、非常にあいまいな形のまま制度設計がなされようとしているのだ。前出の小田部さんは、
「両陛下をはじめ皇室の方々は、ご家族や将来のあり方について、ご自身のお考えを考慮されないまま、政府・与党によって強引に決められていくことに、深い悲しみを感じていらっしゃるのではないでしょうか……」
かねて政府は“今上陛下から秋篠宮皇嗣殿下、次世代の悠仁親王殿下という皇位継承の流れをゆるがせにしてはならない”という方針を示してきた。その流れに乗るかのように“次の天皇家”として存在感を示してきた皇嗣家。
だが実は秋篠宮さまも紀子さまも、高市政権の姿勢に不信感を抱かれているという。秋篠宮ご夫妻の知人はこう語る。
「1つ目の理由は、男性皇族と女性皇族で身分差が生まれてしまうことへの懸念です。改正案には女性皇族が結婚する際に、一般国民と同じように住民基本台帳に登録するという内容が付け加えられました。
この点については“愛子さまや佳子さまをはじめ女性皇族を二級皇族扱いするのか”といった批判の声も高まっています。
秋篠宮さまは皇嗣家の職員の呼び方を、従来の『侍従』『女官』といった性別で固定された官名を取りやめ、男女問わず『宮務官』としました。佳子さまも公の場で“ジェンダー平等”を提唱されてきましたが、秋篠宮さまも強く重視されているのです」
2つ目の理由は、“悠仁さまの軽視”だという。
「そもそも高市政権が優先して進めている養子案について秋篠宮ご夫妻は、“悠仁さまは結婚できないのではないか”“結婚できても男の子は生まれないのではないか”ということが前提とされている印象を受けられているようです。
紀子さまも帝王切開で悠仁さまを出産され、ご夫妻でその教育に尽力されてきました。
それにもかかわらず“悠仁さままではゆるがせにしない”としつつも、一般人として暮らしてきた養子やその子供に強い期待を抱いているように見える政府の姿勢は、ご夫妻にとって面白いはずはありません」(前出・知人)
