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「夜に“入れ込むスキンケア”が、大顔のモトなんです!」

 

世の女性のスキンケアの常識といえば、就寝前の入念なお手入れ。肌の老化を食い止めるべく、乳液に美容液、目元などのポイントケアにシートパックと「入れ込んでナンボ」と信じて疑わず、今日まで生きてきた私たち。

 

しかし、その信心を見事に粉砕したのが、このほど『小田切流小顔道』(講談社)を出版した、ヘアメークアップ・アーティストの小田切ヒロさんだ。さっそく話を伺いにいった本誌アラフォー記者の顔を一瞥するや、秒速で“夜の保湿重視型スキンケア”を見破った。

 

「角質だまりがひどすぎて“下半顔”が肥大していますね(苦笑)。小鼻の輪郭もボケて、デカ鼻にもなっていますよ。その目元の小ジワも、角質が原因です!」

 

近年、顔の肥大化や鼻まわりのシワに悩み、高級美容液の導入も考えていた記者の心も秒速で折れた。でも、一般的な保湿美容しかしていないのに、それが大顔の原因とは、どういうこと!?

 

「何を隠そう、僕自身もかつては保湿、入れ込みを重視した夜のケアのせいで、ひどい“大顔”だったんです。ほんの5~6年ほど前までは、体重が変わらないのに、このぷっくり顔(と当時の写真を差し出す)。当時、僕がやっていたお手入れは、高級化粧品を朝も夜も塗りまくるというもの。おかげで肌はプリプリでしたが、顔全体がもっさりしていました。実はその“入れ込み重視”のスキンケアこそが、大顔の元凶だったんです!」

 

試行錯誤を繰り返し、独自の小顔メソッドを確立した小田切さんの変貌ぶりは、当時の写真からも一目瞭然だ。

 

「お肌は日々生まれ変わることは皆さんご存じだと思います。それはつまり、肌表面では不要な角質が毎日必ず発生しているということです。だから、夜のケアはお肌のターンオーバーを促し、汚れとともに角質を日々“取り除く”ケアこそが必要なのに、多くの人がそれをしないまま、常に入れ込み続けています。それがまさに“夜に入れ込むスキンケア”のこと!きちんと角質を取り除かなければ、1日1枚の角質がたまると考えても、1年で365枚分の余計な角質を顔にのせたままということです。そこに高級美容液を塗り込んだところで、不要な角質を保湿し、膨らませているだけ。角質が膨張して翌朝だけはプリッとするけれど、ますます大顔になっていきます」

 

では、大顔化を防止する正しいスキンケアとは。

 

「まずは、夜の入れ込み型美容からの卒業です。毎晩、その日たまった汚れと不要な脂分をしっかり“抜くケア”を優先させ、さらにマッサージでコリをほぐしましょう」

 

小田切さん推奨の“抜くケア”とは次のとおり。

 

「クレンジングと洗顔、そしてピーリングで汚れや角質を落としたあとに、植物性オイルでマッサージ。最後に化粧水をつけたら終了です」

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