まいたけは「がん」、しいたけは「骨粗しょう症」…旬で安いきのこ8種の“大病を防ぐ!”健康パワー
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【なめこ】保湿力の高いトレハロースで「肌の乾燥」知らずに

 

なめこには糖の一種であるトレハロースが多く含まれる。トレハロースの最大の特徴は保水力だ。

 

「トレハロースを摂取すると、乾燥肌の人に対しては保水力が効果を発揮し、敏感肌の人に対しては肌の細胞を保護して保湿してくれます。肌の乾燥を防ぐため、これから寒くなる季節には積極的に摂取していきたいですね」

 

<おすすめレシピ>なめこおろしあえ

 

食感にトロみのあるなめこは、味噌汁やそばの具、おひたしなど幅広いメニューにピッタリ。

 

サッと湯がいて大根おろしと合わせ、醤油やポン酢などをかけて食べると口のなかもサッパリ!

 

【マッシュルーム】「高血圧予防」に効果のあるカリウムをゲット

 

多くのきのこに含まれる成分のカリウム。マッシュルームも例外ではなく、カリウムの多い食材といえるだろう。

 

「細胞の浸透圧を維持する効果がよく知られているカリウムですが、カリウムは腎臓でのナトリウムの再吸収を抑制して、尿への排泄を促進するため、血圧を下げる効果があります。血圧上昇の原因となるナトリウムを排出する作用があるため、高血圧予防になるのです」

 

ただし、腎臓の機能が低下している人は、カリウムを摂りすぎると心臓に負担がかかるため、注意が必要だ。

 

<おすすめレシピ>エビとマッシュルームのアヒージョ

 

多めのオリーブオイルに、刻んだにんにく、マッシュルーム、エビを入れてグツグツと煮込むだけでアヒージョの完成。簡単お手軽なうえ本格的な1品に。

 

【きくらげ】糖の吸収を抑えて「糖尿病」を予防

 

きのこのなかでも食物繊維の含有量がトップクラスなのが、きくらげだ。

 

食物繊維が多い野菜のごぼうとどちらも茹でた状態で比較すると、きくらげの食物繊維量は約3倍だという。

 

「食物繊維を摂取すると、糖質の吸収を穏やかにして、血糖値の上昇を抑えてくれるため、糖尿病や肥満の予防に繋がります。きくらげのように歯ごたえのある食材をしっかりかんで食べれば満腹感が得られて、食べすぎを防止できるメリットもありますね」

 

<おすすめレシピ>豚肉ときくらげの卵中華炒め

 

きくらげはコリコリとした歯触りで中華料理によく使われている食材。

 

片栗粉をまぶした豚肉ときくらげをごま油で炒め、醤油、酒、みりん、鶏がらスープで味付けをして、最後に卵を回しかけるとおいしい中華炒めに。

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