「もらえるはずのポイントに気づかない、ポイントが倍になるチャンスを逃している……こういう人、多いんです」というのは、ポイント情報サイト「ポイ探」を運営する菊地崇仁さん。物価が上昇する昨今、「1円でも浮かせたい」と思っている人たちに、ポイントのエキスパートが、ポイントカードの正しく得する使い方を指南してくれた。

 

ファミリーマートやTUTAYA、ENEOSなどで貯めることができる「Tポイント」と、ローソン、ピザハット、昭和シェル石油などで使える「Ponta」の場合、支払いに注意。現金払いにしないことだ。「会計するとき、Edyなどの電子マネーか、クレジットカードで決済しましょう。ポイントカードのポイントに加え、電子マネーやクレジットカードのポイントもつきます」(菊地さん)

 

つまり、正当にポイントの「2重取り」ができるというわけ。しかし菊地さんによれば、さらに多重取りする方法があるという。買い物をするお店が、その店オリジナルのポイントカードを発行している場合に限るのだが、「Tポイント」と「Ponta」についてまとめてみると……。

 

【1】クレジットカードで電子マネーにチャージ――クレジットカードのポイントが発生する。

【2】TカードもしくはPontaカードを提示――TポイントもしくはPontaポイントが発生する。

【3】お店のオリジナルポイントカードを提示――各お店のポイントが発生する。

【4】電子マネーで決済――電子マネーのポイントが発生する。

 

こうして4重取りまでが可能だという。

 

「電子マネー型」に特化している2種類のカード、イオンやミニストップなどで使える「WAON」と、セブン-イレブンやイトーヨーカドーで使える電子マネー「nanaco」の場合は、あらかじめクレジットカードを登録しておき、そこから電子マネー分をチャージするように。これで、クレジットカード側のポイントも発生して2重取りが可能。上のまとめになぞらえれば、3重取りまではできるということだ。

 

さらに「nanaco」には、究極の裏技が。「税金の支払いが可能なんです。ポイントは加算されませんが、クレジットカードでチャージする際、クレジットカードのポイントが貯まります。税金はまとまった額になるので、かなりのポイントになりますよ」(菊地さん)

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