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来年10月に予定されている、消費税の10%への引き上げ。日銀は、増税された場合、2020年度の家計負担が、増税前より計2兆2,000億円増えるとの試算をまとめている。年収によって差はあるが、年間で3万~4万円支出が増える世帯がほとんどだ。

 

ますます家計に対して“厳しい目”を持たなければならない主婦にとって、支出を抑える助けになるのが、スマホの家計簿アプリだ。

 

「家計簿アプリは、レシート入力や支出の分析などを自動でやってくれるのが大きなメリット。最近では、家計を“見える化”するために、機能や分析方法がどんどん進化してきているんです」

 

そう話すのは、ITライターの津田マリリンさん。おすすめのアプリに、日本最多のダウンロード数を誇る「Zaim」をあげる。

 

「ネットショッピングなどで、現金での清算をしなくなると、無駄遣いが増えると懸念される方もいらっしゃるかもしれません。『Zaim』は、クレジットカードや電子マネーの使用履歴が一目でわかるので、使いすぎを防ぐことができます」

 

ホームページには、Zaimによって家計を見直すことで、固定費を月3,000円節約できた利用者の声が載せられている。使いこなせば、年間約4万円の支出を減らすことができるのだ!

 

現金での決済が多い人には、「シンプルな機能がそろう『レシーピ!』がよい」と話すのはITジャーナリストの鈴木朋子さん。

 

「初心者でも続けられる簡単なアプリ。レシート撮影で自動入力される手軽さが受け、累計330万ダウンロードされています。やや低かったレシートの読み取り精度も、ここ最近でぐんと上がりました」

 

対象商品を購入したレシートの情報を送ると、「楽天ポイント」や「dポイント」などがたまるサービスもある。

 

スマホ家計簿アプリで気になるのは、セキュリティの問題。一家の家計状況を、1つのスマホで管理しているので、他人に残高状況などが漏れるリスクを心配する人もいるはず。

 

「クレジットカードや銀行口座の情報をひもづけるなら、ダウンロード数の多い、大手の信頼できるサービスを利用しましょう。パスワードでのロック機能や、指紋認証を備えているとより安心です」(鈴木さん)

 

登録、入力から分析まで、ラクにできてしまうスマホ家計簿。2%ぶんの増税によって、家計を管理する能力がさらに求められるようになる’19年。面倒な手書き家計簿とはオサラバしよう!

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