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近年頻発する豪雨災害から、命を守るただ1つの方法は、危険な場所から逃げること。土石流が襲った熱海・伊豆山も「土砂災害警戒区域」。今いる場所の危険性を知ることが、生き残ることにつながるーー。

 

「水害が起こりやすい地名には『田』『川』『沼』といった水や軟弱な地盤を連想させる漢字が入っていることが多いです。でも、一見関係なさそうな地名の中にも、災害リスクが高い漢字はたくさんあります」

 

こう語るのは『地名は災害を警告する』(技術評論社)の著者で、地図コンサルタントの遠藤宏之さん。遠藤さんによると、古来伝わる地名からは、その土地の特徴や、どんな災害があったのかを読み取ることができるという。

 

「『亀』『梅』『栗』といった動物や植物の名前は、災害と結びつかなそうですが、着目すべきは漢字の意味よりも音。漢字は“当て字”の場合があります」

 

そこで遠藤さんに、水害や土砂災害に関わる“意外な地名”を挙げてもらった。

 

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