「いま北海道札幌市がジャンボ1等・前後賞が約1年間で7売り場から出る“爆当たりエリア”になっているのをご存じですか?」
こんな情報が宝くじ評論家の山下剛さんから届いた。さっそく2023年サマーから過去8回のジャンボ1等の当せん売り場を調べてみると、札幌市を含め5つの“爆当たりエリア”を発見。今回、本誌では“爆当たり”が発生しているこの5つのエリアの売り場を直撃。その秘密を探ってみた。
まず2023年年末から7つの売り場でジャンボ1等・前後賞が出ている札幌市。もちろんこれは全国の政令指定都市でダントツの最多だ。
2023年年末で1等7億円が出た「大通地下チャンスセンター」の黒岡利行店長はこう話す。
「2024年の年末では『七福琴似店』から1等・前後賞10億円が出ていますし、いま市内は宝くじのニュースでもちきり。当売り場も2023年にバレンタイン、年末と続けて1等が出て絶好調ですが、その引き金になったのは、バレンタインの初日に買いに来た常連の夫婦が、ついでに購入したスクラッチで1等100万円を当てたこと。一気に売り場が当たる雰囲気になり、以来、その雰囲気は続いています」
売り場には縁起物として、御金神社(京都府)で当せん祈願して拝受したお札と金の招き猫が置かれていて、購入したくじをこすってあやかる人が多いとか。
つづいて2024年ドリームで1等と前賞4億円が出た「サンピアザプレイガイド」。新札幌駅の近くで30年以上営業する老舗だ。
「じつは2024年ドリームでは札幌市内から3本の1等が出ていて、その1本がここから出ました。1等と前賞は連番で、売り場に当せん確認にくじを持参した年配の女性が3億円の当せん者でした」(販売担当・荒川哲雄さん)
広島県広島市もジャンボの当たりが続いているエリアだが、こちらの特徴はジャンボだけでなくロト7の1等も同時に出ているところ。2024年サマーで1等・前後賞7億円が出た「八丁堀チャンスセンター」の平井裕史店長はこう話す。
「この売り場から7億円が出た直後の8月30日抽せんのロト7で『高陽フジグランチャンスセンター』から1等7億7千万円、9月6日抽せんのロト7で『七福八木店』から1等3億6千万円が出て、市内はいまも大フィーバーしています」
八丁堀チャンスセンターには、地元の胡子神社で拝領した「金文字の御朱印」と「熊手」が、億招きの縁起物として店頭に飾られている。
「胡子神社で年に一度の『胡子大祭』のときにだけ発状されるのがこの『金文字の御朱印』で、地元ではたいへんありがたがられているものです。この御朱印を店頭に飾ったところ、今回の7億円。さすが御利益ですよ」(平井店長)