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(写真・神奈川新聞)

東日本大震災から5年の節目を前に「食」を通じて東北を応援するチャリティーイベント「横浜新港・さんま祭り」が6日、横浜・みなとみらい21(MM21)地区で開かれた。横浜の市場関係者らでつくる有志団体が「震災を風化させない」との思いを込めて被災地のサンマを振る舞い、支援の継続を呼び掛けた。横浜ワールドポーターズの主催で5回目。

サンマを焼き上げたのは「愛と勇気とさんま実行委員会」。震災直後から食料品や生活用品などを被災地に届けていた南部市場の有志が、横浜でも継続できる支援を目指して活動。風評被害に苦しんでいた被災地からサンマを仕入れ、年間平均100回にわたって市内のイベント会場などで来場者に振る舞っている。

この日はナビオス横浜(同市中区)前の広場で、宮城・気仙沼産のサンマ千匹を用意。募金をした行楽客らに焼きたてを提供した。東京都練馬区から家族3人で訪れた男性会社員(32)は「ふっくらと、おいしい。どこか忘れかけていた震災を思い出させてもらった」。同実行委の中心メンバー、大川貴志さん(37)は「復興が進んでいると思われているが、多くの人が仮設住宅で暮らす現状を当たり前にしてはいけない」、柴原哲さん(53)は「長期的に支援し続けることが重要。市場の強みを生かし、10年は続けたい」と話した。

東北の郷土料理せんべい汁が振る舞われたほか、横浜を拠点に活動するアーティスト森田ヒロさんと笑顔を描き、被災地に届けるワークショップも行われた。