(写真・神奈川新聞社)
コンサート会場、演奏内容は秘密。料金は観客が満足した分を支払うという、一風変わったクラシック音楽コンサート「秘密シリーズ第1弾ベートーヴェンからの挑戦状」が25、26日のいずれも午後7時から、開かれる。
コンサートをプロデュースしたのは、クラシック音楽に特化した印刷物制作や、音楽家向けコンサルティングを手がける、ライズサーチ(横浜市港南区)代表の内田奈津子さん。
クラシックコンサートは、一般的に集客が難しく、新規の観客も増やしにくいとされる。謎解きを切り口にすることで敷居を低くし、クラシック音楽初心者の最初の一歩になるのでは、と企画した。観客属性、演奏や演出の感想、支払った料金などは全てデータ化し、クロス集計。分析結果は若手演奏家らを中心に開いているマーケティング勉強会などで活用するほか、次の企画にも生かすという。内田さんは、「マーケティングをきちんと行うことで、集客、収益につながる演奏活動ができることを示したい」と話している。
各日定員480人、7日現在で26日分はほぼ満席に近く、「今までにないペースで申し込みが入っている」という。「ベートーヴェンからの挑戦状」特設サイトでクイズに正解すると、申し込みサイトに接続される。問い合わせは同社、電話045(349)5725。
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