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(写真・神奈川新聞社)

箱根町は9日、桃源台-大涌谷間で区間運行している箱根ロープウェイの全線再開時期について、「7月上旬以降を目標として考えていく」との認識を明らかにした。箱根ロープウェイは4月に大涌谷駅まで区間延長され、残る大涌谷-早雲山間のみが運休となっている。

この日開かれた町議会6月定例会で稲葉親太郎氏(至誠会)の一般質問に町側が答えた。

町は大涌谷園地の火山ガス濃度の低下を全線再開の条件としており、温泉供給業者により現在行われている52号蒸気井のメンテナンスが完了すると「ガス濃度が低下すると期待している」と述べた。作業完了には1カ月~1カ月半程度かかる見込みという。

また、運休中の早雲山-大涌谷間は、区間運行している大涌谷-桃源台間とは使用するゴンドラや乗降口もそれぞれ異なるため、ゴンドラ内の火山ガスの観測体制など区間専用の安全対策が必要で、それらが整う時期も7月上旬とされるとした。

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