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(写真・神奈川新聞社)

トピックス展「100年前-大正という時代」が、横須賀市自然・人文博物館(同市深田台)で開かれている。当時の横須賀にあった旧海軍機関学校生徒たちがプライベートで食べた食材の記録をはじめ貴重な資料が並び、軍港の暮らしの一端が伝わる。

 

1915(大正4)年、汐入の食堂の常連客だった第26期機関学校生40人が宴会などで注文した食材の記録「賄帳」を初展示。食堂ゆかりの男性が保管していたもので、自由な時間を過ごした生徒が何を食べていたかを細かく記録している。

 

賄帳には牛肉やパン、バナナなど当時としては珍しい西洋料理の食材が多い。どの会合でもラムネを注文しており、生徒たちに人気だったことがうかがえる。

 

また、箱根や筑波山を紹介した行楽地パンフ、当時の商店街のにぎわいを想像させるマッチ箱のラベルなどが展示されている。

 

企画した学芸員の安池尋幸さんは「軍内部の食事は記録に残っているが、オフの学生の食生活が分かる賄帳は大変に貴重。大正時代は、郊外電車やレジャーが登場するなど現在の文化に直結している」と話す。

 

10月23日まで。問い合わせは、同博物館・電話046(824)3688。