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(写真・神奈川新聞社)

 

新春恒例の「箱根駅伝」で箱根町から往路の優勝校に贈られる箱根寄木細工のトロフィーが14日、お披露目された。今回は2020年東京五輪のエンブレム「組市松紋」をモチーフに格子を色違いに並べ、躍動感あるフォルムで仕上げた。

 

制作したのは、地元の伝統工芸士・金指勝悦さん(76)。トロフィーは町の発注で1996年から手掛けており、21回目。

 

今回、エンブレムに採用された形の異なる3種の四角形を組み合わせたデザインが「国、文化、思想などの違いを超えてつながる」という意味を持つことから、「これでいこう」と決めた。9月半ばから制作し、今月初旬に完成した。本体は33センチ、台座を合わせた高さは43センチで重さ4キロ。

 

この日、トロフィーを託された山口昇士町長は「昔からある市松模様も、トロフィーにしてみると斬新さが感じられる」。金指さんは「激戦を期待したい」と話していた。トロフィーは26日まで、町役場本庁舎1階で展示される。

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