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(写真・神奈川新聞社)

 

相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で19人が刺殺され、27人が負傷した事件から5度目の月命日を迎えた26日夕、園の正門前に設置された献花台が撤去された。

 

同日午後4時ごろ、入倉かおる園長と職員が献花台に花を手向け、手を合わせた。入倉園長は「多くの方にこの地を訪れて、手を合わせていただいた。この場を借りてお礼のあいさつをしたい。温かいお気持ちを胸に秘めて業務に励んでいきたい」と話した。

 

献花台前には、元職員の西角純志さん(51)と太田顕さん(73)の姿もあった。2人は殺害された19人それぞれの人柄を、関係者に聞き取る活動を続けている。

 

西角さんは「重大な事件だが匿名であったために(犠牲者は)19人とひとくくりにされ、事件の風化も始まっている。元職員としてできることは、(亡くなった人の)生きざまを解きほぐしていくことだ」と語った。

 

献花後、長く手を合わせた太田さんも事件の風化を懸念する。「事件を永久に忘れないため、追悼や学生たちが福祉を学ぶ拠点をつくってほしい」と話した。