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(写真・神奈川新聞社)

 

相模原市が市役所屋上で2004年に始めた「屋上緑化実験・見本園」が手入れをされないまま雑草が伸び、荒れ放題になっている。看板や市ホームページで市民に来園を呼び掛けているものの、18年度末の閉園まで2年近くを残し、撤去作業中という。市は「案内を見て来園する人に申し訳ない。撤去中ということを周知すべきだった」としている。

 

実験・見本園があるのは市役所本庁舎第1別館。04年5月にオープンし、平日の午前8時半から午後5時まで見学自由。約900平方メートルの屋上に「屋上緑化システム」17区画を設け、屋上緑化の「いいこと」「悪いこと」を検証していくとしていた。その後区画は22まで増加。「芝、草花、野菜、コケをはじめとしたガーデニングシステム」が特徴とうたった。

 

担当の水みどり環境課によれば、当初は実験期間を3年としていたが延長。10年を経たところで出展業者の意向を確認した上で、15年秋に「18年度までに終了」と決定した。その前後から手入れはほとんどされず、屋上の植栽を撤去する作業は各業者の責任で休日に行われ、3分の1ほどは完了した。

 

だが、見本園はまだ閉園しておらず、終了決定の情報は一般には知らされないまま。枯れた草花や雑草が伸び、市の担当区画にはシロツメクサなど「植えた覚えのない草花」が幅をきかせている。

 

水みどり環境課は「屋上緑化の紹介という使命は終わったと考えているが、撤去作業中と知らせず、市民に案内をしていたのは配慮不足だった」としている。

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