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(写真・神奈川新聞社)

 

川崎市多摩区菅野戸呂の多摩川で14日夕、北米などにすむ特定外来生物カミツキガメが捕獲された。同区生田の魚類研究者山崎充哲さん(58)が、川に仕掛けた外来種調査用の金網製わなに入っているのを発見した。

 

捕獲されたのは、体長約70センチ、体重約10キロで推定15~20歳。雌雄は確認できなかった。持ち上げると、口を開き威嚇してきたという。同日中に多摩署に引き渡した。

 

カミツキガメは、外来種被害防止法で販売、譲渡、遺棄が禁止されている。山崎さんは、飼えなくなった人が多摩川に捨てたとみている。4~6月ごろが産卵期で、多摩川ではほかの大きさの個体の目撃例もある。調査を続け、繁殖を食い止めたいという。

 

飼育できなくなったカメや熱帯魚などを一時的に預かり、新しい飼い主を探す「おさかなポストの会」を運営する山崎さん。「カミツキガメにかまれると大けがをするので、見つけても触らずに連絡してほしい。飼えなくなったら川や池に捨てずに相談を」と話している。

 

連絡先は、山崎さん・電話090(3209)1390。

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