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(写真・神奈川新聞社)

 

足の指でピースを運ぶことで、足裏などの筋肉トレーニングができるパズルが来月、発売される。手掛けたのは、「足が健康の基盤となる」との観点から、足の運動をテーマにしたものづくりを続けるコレッド(横浜市都筑区)。2015年に産声を上げたばかりの新進企業でもある同社。次なる歩みを進めようと新商品に銘打ったのは、その名も「フットパズル」-。

 

同パズルは、ピースに装着されたグリップを足指でつかみ、台紙上の型枠内に運んで遊ぶ。ピースには番号が振られ、台紙に刷られた同じ番号の場所にはめる。数字が読めない幼児も楽しめるようにピースが動物の形状のタイプも用意。足裏をけがしないように、弾力のある素材で作られている。

 

足にこだわる原点は、中里智章社長(36)が同社の起業前に勤めた電気機器メーカーのエンジニア時代に抱いた、ある思いだ。当時、ドライバーの脇見運転に警告を出す安全運転支援システムに取り組んだが、「音や光で危険を警告して認知や判断に働きかけても、結局、ペダル操作をする足、体自体が健康であるという前提がなければ難しいのではないか」。

 

「ものづくりをしたい」という思いも手伝い、起業。オリジナル製品第2弾となるフットパズルは、現在、製品の監修を務めている整形外科医の一言がきっかけに。「健康のため、足指を動かす運動を患者に勧めたいが、床に敷いたタオルをつかむような単純なものしかない」

 

商品企画が走り出したのは昨秋から。立体パズルの代名詞といえる「ルービックキューブ」を足で解く競技があることを知ったが、子どもには難しい。「親しみを持って長く楽しめるものを」とたどり着いたのが、平面パズルを足を使って遊ぶということだった。

 

「たくさんの人に使ってもらうには低価格でなければならないと思った」と中里社長。協力工場の助言で素材を選び、ピースに使う発泡樹脂の端材を型枠に活用することで、低コスト化を追求した。大きさは通信販売を念頭に置き、送料が全国一律164円の日本郵便のサービス「クリックポスト」が利用できるサイズにした。

 

製品化にあたり、保育施設や高齢者グループでモニターも行ったところ、評判は上々だった。また「フットパズル」という商標も今春、登録することもできた。

 

「足裏を鍛えることで子どもの足の発達、高齢者の転倒予防などに役立てられるのではないか。皆に楽しんでもらえる商品になれば」と中里社長。今月上旬からクラウドファンディングを通じてインターネット上で先行販売しており、来月1日から本格的に通販をスタートする。

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