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(写真提供:ラ チッタデッラ/神奈川新聞社)

 

訪日外国人に着物や浴衣姿で川崎の街や観光地を楽しんでもらおうと、JR川崎駅東口近くの大型商業施設「ラ チッタデッラ」(川崎市川崎区)などは9月1日、有料の和服体験サービス企画「KAWASAKI(カワサキ)Kimono(キモノ)Walk(ウオーク)」を始める。和服の似合う撮影場所なども紹介し、写真投稿などの会員制交流サイト(SNS)を通じて川崎の魅力を発信してもらうとともに、市内への誘客効果も期待している。

 

近くのホテル「オンザマークス東京川崎」と中原区内の着付け教室「みやうち着物学院」との共同事業。「ラ チッタデッラ」がイベント用に所有する着物と浴衣計50セット(帯や草履含む)を、同ホテルを通じて訪日外国人に貸し出し、同学院が着付けを担う。

 

川崎大師や旧東海道、かなまら祭り、風鈴市など近隣の観光スポットや伝統行事などを紹介する英語版パンフレットも配布して、川崎の魅力を堪能してもらう。

 

サービスは当面、女性が対象で、料金はヘアアレンジも含めたセットで5千円。3者はプレイベントとして今月12日、「ラ チッタデッラ」で行われる「チッタの夏祭り」で訪日外国人女性6人に無料で浴衣レンタルと着付けサービスを提供。この日は特別にプロカメラマンによる写真撮影も無料で行う。

 

同施設は「2020年の東京五輪・パラリンピックや羽田連絡道路開通で、訪日外国人の増加が期待されている。少しでも当地ならではの誘客ができれば」と話している。12日の浴衣無料サービスの申し込みは9日までにフェイスブック「KAWASAKI Kimono Walk」から。問い合わせは、同ホテル・電話044(221)2250。

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