image

(写真・神奈川新聞社)

 

8月11日の山の日に丹沢へ観光客を誘致しようと、秦野市が飲食店と組み、昨年から始めた山盛り料理イベント。2年目の今年は大山を抱える伊勢原市も「大山盛り!」で参入した。両市合計で42店舗が参加し、丹沢、大山地域を盛り上げていく。

 

秦野市の山盛り料理は昨年からスタートした「ハダ恋山恋キャンペーン」の一環。参加23店が「1キロミックスフレンチフライ」「1キロの丹沢盛りつけ麺」など趣向を凝らした料理を販売した。

 

視覚的なインパクトも受けてテレビや雑誌にも取り上げられ、その後のアンケートでキャンペーンに参加した店舗の3割が売り上げと来客数が伸びたと回答した。今年も21店舗が参加。店ごとに販売期間は異なるが、11日を中心に「標高300ミリの天ぷら山」「巨大かき氷」などを販売する。

 

一方、初出場となるお隣の伊勢原市でも秦野市を参考に、21店舗が参加。11~13日の3日間行われ、大山のこま参道の飲食店は「2倍盛りのざるそば」、とんかつ店は「3人分のかつ丼」などをそろえた。市商工観光課は「秦野市とともに地域を活性化させたい」と意気込む。

 

小田急線伊勢原駅近くの商店街のイタリア料理店「オリーヴの樹」は通常の2人分の量の野菜パスタを販売。具にズッキーニ、カボチャ、枝豆など約10種類の市内産野菜を使い、大山詣りのシンボル「納め太刀」に見立てたガーリックトーストを添えた。店主の米山一義さん(58)は「各飲食店を食べ歩いてほしいが、量が多いので、グループで来ていただきたい」と話す。

 

問い合わせは、秦野市広報課・電話0463(82)5117、伊勢原市商工観光課・電話0463(94)4711。

関連カテゴリー:
関連タグ: