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(写真・神奈川新聞社)

 

県教育委員会は27日、県所有で県立近代美術館が管理していた油絵2点を紛失したと発表した。作品はいずれも1985年の美術品貸し出し状況調査の時点で所在不明となっていたが、同館は県教委に報告していなかった。

 

油絵は、県が72年に5万円で購入した山室紀元作の「樹のある風景」と、78年に本人から寄贈された志村計介作「箱根風景」(当時の評価額90万円)。2011年1月の全庁的な備品管理の点検でも所在不明で、同5月に備品台帳から削除していた。

 

県所有の棟方志功の板画がカラーコピーにすり替わっていた問題を受け、美術品を点検する過程で判明し、県教委に初めて報告された。県教委生涯学習課は「所在不明の時点で県教委に報告し、対外的にも発表すべきだった。普段の管理態勢もしっかり指導していく」と話している。