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(写真・神奈川新聞社)

 

自然の力で生ごみを分解させる処理器「キエーロ」の製作イベントが13日、横浜市栄区の市桂台保育園(岡正子園長)で行われた。普及・啓発に努める関東学院大学の学生が講師となり、年長児15人が参加。完成後は園庭に設置され、園児は早速、生ごみを投入。「ごみが消えてしまう不思議な箱」という説明に目を輝かせていた。

 

キエーロは土の中のバクテリアによって生ごみを消滅させる。食用油や魚のはらわたなど投入する物の制限はほとんどないという。廃材でも作ることができ、土は堆肥として利用することも可能だ。

 

同大学では3年ほど前から普及活動に着手。現在、理工学部を中心に10人の学生がメンバー登録しイベントに出向くなどしている。栄区では昨年度から普及活動を展開。本年度は区内にある四つの市立保育園で製作イベントを実施、この日が4カ所目となった。

 

学生4人の講師に見守られながら、園児は金づちやドリルを使ったり、好きなキャラクターなどの絵を描いたり。完成後は、生ごみとして出たニンジンや大根の皮を小さくちぎって、黒土の入ったキエーロに投入した。

 

「絵を描くのが楽しかった」と笑顔の園児たち。「まずは食べ残しをしないことの大切さを学び、将来的には環境問題に目を向けてくれたら」と同大学理工学部4年の加藤改さん(21)。小山内いづ美区長は「間伐材の利活用などさまざまな展開が考えられる。今後も普及に力を入れたい」と話していた。

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