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(写真・神奈川新聞)

 

箱根町仙石原の「仙石原すすき草原」で15日、恒例の山焼きがあった。好天の下で、観光客らは燃え広がる炎を見つめながら春の訪れを感じた。

 

町観光課によると、山焼きは1989年からほぼ毎年行われている。3月ごろに実施することで、初夏にはススキが新芽を出し、希少植物の成長促進にもつながるという。

 

火が放たれたのは午前10時半ごろ。強風などの影響で例年よりも長くかかったが、2時間ほどで台ケ岳の麓約18ヘクタールを焼き尽くした。黄金色のススキがパチパチと音を立てながら燃え、炎と白煙に包まれた。

 

秦野市から足を運んだ観光客(60)は「すぐ近くで火が上がるのを見られて、すごい迫力があった」と声を弾ませていた。

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