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海保や防衛局職員が警戒する中、海底へ投下されるコンクリートブロック=7日午後2時38分ごろ、大浦湾(写真・琉球新報社)

 

【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に伴う新基地建設で沖縄防衛局は7日、大型コンクリートブロックを大浦湾の臨時制限区域内に投下する作業を開始した。同日午前9時25分ごろに1個目を投下したのを皮切りに、大型クレーン船2隻が計4個の大型コンクリートブロックを午後2時40分ごろまでに投下した。昨年3月から中断していた海底ボーリング(掘削)調査も大型特殊船「ポセイドン1」(4015トン)を使って同日午後3時55分に再開した。掘削調査は従来の計画より数十地点増えることが明らかになった。

 

防衛局はブロックを計228個投下して固定用アンカーに使い、4~5月ごろまでに汚濁防止膜を敷設する予定。県は防衛局に対し、2014年の当初計画からブロックの大きさや個数が二転三転した経緯が明らかでないとし説明を求め、説明を終えるまではブロックを投下しないよう要請していた。要請に反してブロックが投下されたことを受け、翁長雄志知事は「憤りでいっぱいだ。(新基地阻止を)あらゆる手法でと言っている。撤回に限らず、それ以外も含めやっていきたい」と述べた。

 

掘削調査は今後、工事の「実施設計」作成に向けた全24地点中残り1地点で実施するのに加え、実際の工事施工で必要な数十地点で行う予定。このうち実施設計用の残り1地点と施工用の十数地点については、今回投入した大型特殊船「ポセイドン1」を使う。
海上では新基地建設に反対する市民らが抗議船3隻、カヌー17艇で抗議した。カヌーが浮具(フロート)の内側に突入した際、正午前に4人、午後3時ごろに6人の延べ10人が海上保安庁のゴムボートによって数十分間拘束された。

 

米軍キャンプ・シュワブゲート前では同日、新基地建設に反対する市民ら最大約80人が早朝から集まり、ブロック投入に「サンゴを壊すな」と抗議の声を上げた。午前9時ごろ、基地内への資材搬入を阻止しようとゲート前に座り込んだ市民らと機動隊員がもみ合いになり、男性1人が道路に頭をぶつけてけがをした。

 

市民が機動隊員に排除されている間に大型トレーラー4台と機材を積んだとみられる大型トラック1台が基地内に入った。