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世界移植者スポーツ大会のボールスローで銀メダルを獲得した仲里則男さん=4日午後1時29分、那覇空港国内線到着ロビー

 

6月25日から7月2日までスペイン・マラガで開かれた第21回世界移植者スポーツ大会に出場した仲里則男さん(54)=沖縄県浦添市宮城=が、6月30日に行われた50代の部ボールスローで銀メダルを獲得した。

 

父・松正さん(97)から腎臓移植を受けて今年で29年。現在も月に1度の検査を受けながら練習に励む。

 

4日、那覇空港で仲里さんは「日本では臓器提供が少ない。移植したことで元気に生活し、スポーツもできるという喜びをアピールできて良かった」と臓器移植への理解を訴えた。

 

世界大会は2年おきに開かれ、仲里さんは治安などを考慮して2大会連続で出場を見送り、今回で5回目の出場。今回大会には55カ国、1350人が出場した。

 

1人5種目に出場可能で、ボウリングのシングルスとダブルスなど3種目に出場した。

 

練習時の右太ももの肉離れで他に予定していた水泳や陸上のリレー種目には出られなかったが、木製の球を投げるボールスローでは57メートルを投げ、出場25人中2位に入った。

 

現在入院中の松正さんに感謝を示し、「おやじにいい結果をプレゼントできて良かった。メダルをかけてあげたい」と笑顔を見せる。

 

今回初めて同行した妻の広子さん(54)は則男さんの競技の様子を見て「元気で生き生きやっている姿を間近で見られて良かった」とほほ笑んだ。

 

仲里さんは高校時代ハンドボールの選手として活躍したが、大学時代に無理な練習がたたり緊急入院。人工透析や入院が続いたが復学を果たし、卒業した翌年に松正さんから生体腎移植を受けた。