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仲良くなり、お互いに出し合った手紙を見せる石原昌尚君(左)と知名悦子さん、ミッキー=中城村南上原 

 

【中城】朝の通学路での声掛けが、年の離れた2人と1匹の間に爽やかな友情を育んでいる。朝の通学路で知り合った沖縄県の中城南小学校1年の石原昌尚君(7)は、愛犬のミッキーと朝の見守り活動をしている知名悦子さん(66)と大の仲良し。知名さんのボランティア活動に石原君がお礼の手紙を贈るなど、交流を深めている。

 

2016年7月に那覇市から中城村南上原に引っ越して来た石原君。小学校入学後、地域のことも知らず、友達もまだいなかったことから不安な思いで毎朝の通学路を歩いていたという。そんな時に「おはよう」と声を掛けたのが知名さんだった。

 

13年から民生委員児童委員として活動している知名さんは3、4年前から朝の見守り活動ボランティアをしている。

 

昨年11月、いつものように知名さんが石原君に声を掛けると、石原君は手紙を差し出してきた。中を開けてみると「ちなさんとミッキーへ」の文字。感謝の手紙だ。知名さんは「初めてだからびっくりして、うれしかった」と振り返る。

 

学校で、勤労感謝の日に感謝の気持ちを伝えようという話を聞き、石原君が思い出したのが、通学路であいさつをしてくれる知名さんだった。一緒に通学する母の尚子さんが「会うたびに声掛けをしてもらって本当にうれしかった」と気持ちを代弁する。

 

知名さんは返事の手紙をこっそり石原君の家のポストに入れた。「子どもって自分宛ての手紙が来たら喜ぶじゃない?」と、目を細める。返信を見たときを振り返って石原君は「びっくりした」と笑顔を見せた。2人は近所に住んでいることもあり、今では家族同士で野菜を分け合うなど交流が深まっている。今日も“友人”に会いに石原君は通学路を歩く。

(儀間由紀美通信員)