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ミジュンのだしを使った沖縄そば

 

【読谷】読谷村の都屋漁港で捕れる代表的な魚・ミジュンのだしを使った沖縄そばを提供する「まるは」が22日、村喜名に開業する。店長の管田勝之さん(45)は村や読谷村漁業協同組合の支援を受けミジュンのだしを開発した。魚のうまみが濃縮され、あっさりした味に仕上げた。管田さんは「沖縄初の味なので、受け入れてもらえるか挑戦だ。ぜひ読谷に来てほしい」と呼び掛けた。

 

ミジュンは都屋漁港の年間漁獲量の2割以上を占め、5~6月が旬。管田さんは2年前に村の助成を受けてミジュンのだしを約半年掛けて開発したが、加工施設の都合で商品化できず、村内で営む飲食店「はりゆん」のメニューで提供するにとどまっていた。

 

一方で客からの反応に手応えを感じ、「商品として出したい」との思いで開店までこぎ着けた。店名の「まるは」は、漁協の競りで魚を仕入れる時に呼ばれる略称から名付け、魚への思いを込めた。

 

村漁業協同組合の前田晃さんは「ミジュンはかまぼこやマース煮の加工品はあったが、だしに使われるのは初めてだ。新しい食べ方ができる」と期待を込めた。営業は午前10時から午後8時。だしがなくなり次第終了。水曜定休。問い合わせは「まるは」(電話)098(987)8031。

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