記念セレモニーで新規就航を祝うバニラ・エアの田中龍郎会長(中央)や地元関係者ら=1日、南ぬ島石垣空港 画像を見る

 

格安旅行会社(LCC)のバニラ・エア(千葉県)は1日、成田―石垣、那覇ー石垣の両路線を就航した。南ぬ島石垣空港では同日、地元関係者らが出席した就航記念セレモニーが開かれ、新規就航を歓迎した。新石垣空港によると、首都圏と石垣を結ぶLCC定期便は初めて。

 

片道運賃の最安は成田―石垣で7480円。那覇―石垣は3780円。使用機はエアバスA320で、提供座席数は180席となっている。通年運航し、成田―石垣は1日1往復、那覇―石垣は1日2往復する。年間搭乗率は80%を目指す。成田からの初便の乗客数は174人で、成田への初便には171人が搭乗した。那覇―石垣の2往復4便は台風7号の影響で欠航した。

 

記念セレモニーでバニラ・エアの田中龍郎会長は「石垣島は魅力にあふれており、首都圏からのほか、海外からの観光客も運びたい。八重山の方にも気軽に首都圏を訪れてほしい」とあいさつした。

 

中山義隆石垣市長は「新規路線就航は(八重山観光の)勢いに力を貸すものだと確信している」と話した。

 

セレモニー後には就航記念として、田中会長や五島勝也社長らが社名ロゴの入ったハンカチを成田への搭乗客に手渡した。

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