前田士郎教授の研究グループが分析した県内在住4015人のゲノム情報に基づくデータ。宮古島と久米島在住者のデータは出生地調査を行って色付けしている(前田教授提供) 画像を見る

遺伝学的に比較的均一な日本人の中で、沖縄県出身者は本土とは異なる遺伝背景を持っており、県内でも地域ごとに複数の遺伝集団があることが、琉球大学大学院医学研究科の前田士郎教授の研究チームによって明らかになった。病気のなりやすさや薬の効き方に遺伝子が関わっていることも分かってきている。解明が進めば、個人に合った治療や予防の実現が期待される。チームは県内で同意を得た人を対象に、...

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