全国的にインフルエンザが猛威を振るっています。沖縄県内でも小中学校で学級閉鎖が出ているほか、感染が広がっている保育園では登園自粛を呼び掛けるなど、社会生活への影響も起きています。店や会社も例外ではありません。皆さんの職場やお子さんの学校は大丈夫ですか?

 

※沖縄県全域で警報基準超え インフルエンザ猛威
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-869588.html

 

ところで、つい先日のこと。職場のドアノブを消毒して回っていた保健師Nさんから、衝撃的な話を聞いたんです。

 

「知ってました? 厚生労働省はインフルエンザ予防の啓発ポスターなどから『うがい』の文言を外しているんです。近年は特に『手洗い』『咳エチケット』を呼びかけています」

 

何と!! 感染症対策には「手洗いとうがい」が基本だと思っていました。

 

「インフルエンザはウイルスが気道に付着してから15~20分程度で体内に入り込み、増殖していくと言われています。だから、うがいだと15~20分ごとにやらないと効果がないそうです」

 

ビックリです。15~20分おきのうがいなんて無理…。じゃぁ一体どうすれば!? 高熱が出て、頭も体もガンガン痛くなるインフルエンザには、ぜ~~~ったいかかりたくない!

 

ということで、会社や学校で最低限やっておきたい予防策について、保健師Nさんにあらためて教えてもらいました。

 

会社や学校で感染しないためには最低限コレをして

 

その1)「手洗い」をあなどるな!

 

「『手洗い』なんて当たり前だと、軽く思っていません? 医師が勧める最も基本の予防法の一つが手洗いなんですよ! 看護学校では手洗いのテストまであるんですからっ!」

 

保健師Nさん、ちょっぴりプンプンしちゃってます。

 

「ちゃんと洗えていると思っても、意外と洗い残しがあるんです。いい動画があるんで、これを見て練習してください」

 

保健師Nさんが紹介してくれたのは、花王さんがYouTubeにアップしているビオレuの「あわあわ手あらいのうた」。この歌で正しい手洗い方法を教えている保育園もあるそうです。

 

ポイントは「手のひら」「手の甲」「指の間」「指先・爪の間」「親指」「手首」の6つ。

 

親指や手首の「しわ」に、たくさんのウイルスが潜んでいるそうなんです。

 

「手洗いなんて分かっとるわい」なんて言わず、まずはチェックしてください。

 

 

意外にできてなかったのでは? 基本は大切ですね。

 

その2)「ドアノブ」は触る場所を選べ!

 

「公共の場はウイルスがウヨウヨ。特に大勢の人が触るドアノブや扉、手すり、スイッチなどには要注意です。エレベーターのボタンやバスやモノレールのつり革などにも気をつけてください!」

 

と言われても、どこを触ればいいのでしょうか?

 

「例えばこんなとこ」

 

「ひじで押すのもありですね」

 

「とにかく人が触っていないであろう場所を探すんです!!」

 

「エレベーターのボタンの押し方は~えいっ!」

 

ひ、ひじですか!? かべドンならぬ、ひじドンですね!!

 

「触ったら手洗いすればいいんですけどね。とにかく人が触っているところは怪しいと思ってください」

 

その3)「マスク」は外す時も注意!

 

「マスクやこまめな水分補給も有効です」

 

マスクのポイントは

 

・鼻までしっかり被せる
・あごまで覆う

 

ことだそうです。

 

せっかくマスクをしていても、すき間があっては台なしです。鼻や頬のすき間からウイルスを侵入させないために、ぴったりかけることが大切です。

 

そしてマスクを外す時にも注意が必要なのだそう。

 

「外側は空気中のウイルスが付着している可能性があり、内側は自分のウイルスが付着しているかもしれません。マスク本体の両面は持たずに、ひも部分を持ち、ポケットなどには入れず、すぐに捨てることが大切です」

 

その4)「換気」はこまめに!寒さはがまん!!

 

インフルエンザの感染力は強力です。特に「密室」は危険! 寒い冬場は職場でも学校でも部屋を閉めきってしまうことが多いのですが、インフルエンザ予防には換気が重要だそう。よく言われる加湿も大切です。

 

寒くても、がんばって換気しましょう。

 

保健師Nさんは先日、空気中のウイルスを除去する商品や、アルコール消毒液を社内に設置&補充しまくっていました。

 

その5)「咳エチケット」は世のため人のため!

 

今の季節、周囲の人が咳を始めたら恐怖を感じますよね。でも、なかなか本人には面と向かって「あっちに行って!」なんて言えません。

 

「1回のくしゃみでウイルス約200万個が4~5メートル先まで飛ぶそうです。温度や湿度にもよりますが、インフルエンザウイルスが感染力を維持する期間は24~48時間と言われています」

 

ひえ~!恐怖です。

 

「つまり、くしゃみをした人の半径1・5メートル以内にいる人は、飛び散ったウイルスが鼻や口から侵入して感染する可能性があるということです!」

 

ぎょえ~!!お、恐ろしいです。

 

皆さん、咳が出たら自主的にマスクをしましょう!

 

そして、当たり前のことですが、人に向かって咳やくしゃみをしないようにしましょう。もしマスクがなければハンカチやティッシュで覆ってしてください。それもなければ自分の服の袖や、首元を開けて服の中に閉じ込めるように咳やくしゃみをしてください。

 

「あとはベタですが予防接種が重要です。そしてインフルエンザウイルスに負けないために、規則正しい生活や免疫力を高める食生活を意識してください」

 

番外編)あとは自分のリラックス法を~☆

 

最後に保健師Nさんの、個人的なインフルエンザ対策(?)を教えてもらいました。

 

「これです!」

 

実は保健師Nさんは琉球舞踊やバリ舞踊もたしなみ、ヨガのインストラクター資格も持っているという、隠れダンサーなのです♪

 

「上記5つのポイントをおさえながら、自分なりのストレス解消法やリラックス法を見つけるのも免疫力を高めるのに有効です。インフルエンザを予防しながら、心身ともに健康で楽しく働いてくださいね!」

 

おさらいです

 

【インフルエンザ予防! 職場や学校で今すぐできる対策5ポイント】

 

◇その1)「手洗い」をあなどるな!

◇その2)「ドアノブ」は触る場所を選べ!

◇その3)「マスク」は外す時も注意!

◇その4)「換気」はこまめに!寒さはがまん!!

◇その5)「咳エチケット」は世のため人のため!

 

保健師Nさん、体をはったインフルエンザ予防講座をありがとうございました!

 

◇佐藤ひろこ(琉球新報Style編集部)