IHG・ANA・ホテルズグループジャパン担当者(左端)の説明に熱心に聞き入るインドのウエディングプランナー=4日、恩納村のANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾート 画像を見る

 

海外でのリゾートウエディング(リゾ婚)需要が増えているインドのブライダル関連企業4社のウエディングプランナーが来県し、沖縄の可能性を探っている。インドは富裕層にリゾ婚が人気で、1組平均消費額が5千万円といわれる。参加したプランナーは「ウエディングのイメージが浮かぶ。沖縄でやりたい」と前向きな姿勢を示した。県はインドを「潜在市場」と位置付けており、誘客につなげようとホテルや観光地を紹介。熱視線を送っている。

 

視察したのはインドの巨大都市デリーのウエディング関連会社に勤める4人。日本政府観光局(JNTO)デリー事務所の高野憲一所長が昨年9月、県の担当者らに提案し、実現した。ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾートやリザンシーパークホテル谷茶ベイ、宮古島市のシギラリゾートを視察した。

 

インドは近年、リゾ婚が増えており、タイやインドネシアのバリ島などが人気。特にラグジュアリーホテルやビーチリゾートが求められている。平均3泊4日で150人ほどを招待し、消費額は5千万円に達する。

 

インドのリゾ婚は現地での伝統的な様式とインド風の派手な装飾の折衷が好まれ、音楽やDJプレイなども融合。食事ではインド料理が必須で、ベジタリアン対応などが求められるという。視察団は利用実績や料金、オプションの可否などを具体的に聞いていた。プランナーのヨゲシュ・カーントワル氏は「インドの黄と赤、沖縄の青でレインボーの式がイメージできる」と期待した。

 

万座ビーチリゾートを案内したIHG・ANA・ホテルズグループジャパンの伊志嶺恒敬さんは「インドからはほとんどいない。アレンジできるのでチャレンジしたい」と意気込んだ。

【関連画像】

関連カテゴリー:
関連タグ: