10日の定例記者会見で、週末の不要不急の外出自粛を呼びかける玉城デニー知事。マスクは鮮やかな紅型=10日午前、沖縄県庁(代表撮影) 画像を見る

 

新型コロナウイルスの感染が沖縄県内でも広がっている。マスクの品薄状態が続き、ハンカチやガーゼを使った手作りマスクが注目される中、玉城デニー知事の着用しているマスクが話題だ。青や紫の布地に柄が入ったマスク。SNS上でも「おしゃれ」などと反応する投稿が目立っている。

 

連日、定例の記者会見や危機管理対策本部会議でメディアの前に姿を見せる玉城知事。それまで白一色のマスクを着けていたのが、最初に柄マスクで登場したのは6日だ。白と紺のチェックに、よく見ると小さなハートが並んでいる。

 

7日は青を基調に白などの線が入ったタイプ、8日は濃い紫色の立体タイプと続き、10日にはひときわ鮮やかな紅型柄で現れた。

 

ツイッター上でも関心を呼び、知事のマスク姿の画像とともに「感染拡大は怖いけど、知事のマスク見るのが楽しみ」「誰かの手作りか?」「顔にフィットしていて形がかっこいい」といった書き込みが相次いで上がっている。

 

知事の「おしゃれマスク」の真相は?
琉球新報の記者が8日、知事に直接尋ねたところ「妻がミシンで作ってくれた。裁縫好きで、昔から子どもたちの服も自宅で作っていた」と答え、表地はハンカチで裏はガーゼと説明した。さらに10日午前にあった県議会与党会派によるコロナ対策要請の場でも「知事のマスクが話題になっていますよ」と水を向けられ、「ありがたくも、かみさんが毎日毎日、一生懸命ミシンで作ってくれています」と照れくさそうに返していたという。

 

一方で、マスク着用により口元が隠れるため、聴覚に障がいのある人たちにとっては会見の中継などで知事の発言内容が読み取りにくいとの指摘もあった。県は13日から、知事会見と対策本部会議に手話通訳を導入することを決めた。

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